[3−34]最強のぼっち王女がグイグイ来る! オレは王城追放されたのに、なんで?
番外編2 ユイナスと魔動車 ユイナスは着替えを終えてリビングに降りると、そこにはティスリがいた。
まさかもう起きているとは思っていなかったから、わたしは思わず尻込みをしてしまう。
「あ、ユイナスさん。おはようございます」
そんなわたしに、ティスリが笑みを向けてくるものだから、見なかったことにするわけにもいかなくなって「ええ、おはよう……」とだけ返事をした。
本当は目も合わせたくないんだけど、ティスリの状況を探ることがわたしの仕事になったのだからやむを得ない。でき