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Hasselblad X1DII-50C撮影レビュー_3回目

みなさん、こんにちは。こちらの記事では、Hasselblad X1DII-50cで撮影した写真の紹介をしてみたいと思います。

はじめに

私は「撮影をしに行く!」という心構えで出かけるのが苦手かもしれません。色々考えすぎてしまい、撮影に集中できないのかもしれません。しかしながら、本番に望む前にいろいろな状況を考えたり、撮影する時のイメージを意識することは大事なことだと思うのですが、気楽な感覚で撮影してみるのも、悪くないと思っています。今回の写真はそんな感覚で撮影されたものになります。

被写体について

今回紹介する画像は、春先に撮影したカットになります。近くにでかけた時に見かけた草花を撮影してみました。前回の記事では自宅でできる撮影ということで、テーブルフォトを紹介いたしましたが、今回は自然にある被写体を対象にしたいと思います。

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Camera:
Hasselblad X1DII 50c Lens: XCD 3.5 / 45mm
Develop: Phocus v3.5

被写体はウツギ(雪見草)だと思います。一つの花の大きさは見た目では1-2cm程度のように見えます。たくさんの花が連なっていて、緑と白のコントラストが良いと思い撮影してみました。できるだけ暗い背景を選択することで、被写体が浮き立つように心がけてみました。

Phocusで現像する際にもコントラストを調整することで、より際立つのですが、あまり強調しすぎるとわざとらしい感じになりそうでしたので、明るさ調整に留めるようにしています。

本当はより近づいて撮影できればよいのでしょうが、風が吹いている野外において、動きを止めて撮影するのは結構な根気がいります。被写体が動く=構図がずれないように被写体を追いかける必要がありますし、ピントの位置も刻一刻と変化します。カメラもそれに合わせて順応していかなくてはならないのです。

追伸

こうした花の撮影をする場合は、三脚などを用意して撮影に望むケースも多いかと思います。しかしながらこの状況は手持ち撮影。AFを動かしながら様子を伺うのは、結構大変でした。特にHasselblad X1DII-50cの場合、AFのポイントが限られます。複数のAFポイントから最適なフォーカスを決めてくれる35mmDSLRとは、勝手が異なります。こうした動きのある被写体の撮影時は熟練の腕が求められますね。

良い写真を取る時は、撮影する時の気持ちや撮影したいと思ったバックグラウンド(経緯)が大事なのかもしれません。

大学を卒業後、約15年間写真スタジオ、写真機材販売、北欧カメラメーカーの日本法人立ち上げなど行う。その後ITベンチャーにてマーケティング業務に従事しながら大学院に通いMBAを取得。現在もスタートアップ企業にて奔走中。