見出し画像

【金融リテラシー②】金融の仕組みってどうなってるの?

皆さんお疲れ様です。
中村です。


今回は、前回の金融リテラシー①の続きの内容になります。


前回の記事をまだ読んでいない方はこちら。

今回は仕組みについてご紹介していきます。

<目次>
1.金融のスタイル
2.直接・間接金融
3.ハイブリッド型金融
4.まとめ

1.金融のスタイル

前回の金融リテラシー①でお金が不足している資金需要者に、余っている資金供給者から流れることを説明しました。


そのスタイルは様々な種類があります。


市場を舞台として、資金需要者と供給者が直接結びつく直接金融方式と、金融機関が資金需要者と供給者とにそれぞれ個別に取引を行い、金融仲介をする間接金融方式の2つが代表的です。


しかし、このどちらにも分類できない金融方式も盛んに行われています。


2.直接・間接金融

直接金融方式

借り手と、貸し手が金融市場で結びつき、お金が貸し手から借り手に対して、直接流れる金融スタイルのことをさします。


借り手は有価証券を発行します。


この有価証券を市場を介して借り手が取得することで、お金が流れます。


資金は、供給者から需要者に直接移転します。


間接金融方式


これに対して間接金融では、借り手と貸し手との間に、第三者として銀行などの金融機関が存在します。


まず、借り手のお金は、一度この金融機関に集中します。


このとき金融仲介機関は貸し手に対して、資金を受け取ったことを確認する"証拠証券"を発行します。


有価証券ではなく本願的証券に対して第二次証券とも呼ばれます。


そして、金融仲介機関は、貸し手の資金に基づくものの、自らの判断で借り手にお金を流しますがその際に借り手に手形などの"本源的証券"の差し入れを求めることがあります。


もちろん金融仲介機関は、貸し出しではなく、借り手の発行する有価証券を市場にを通じて自ら取得する場合もあります。


3.ハイブリッド型金融

中には、直接金融、間接金融どちらにも当てはまらない方式もあります。


ハイブリッド型金融には様々な形態があり、特に注目されているのが"ファンド型金融"と"証券化金融"です。


ファンド型金融

ファンドとは、様々な投資家から集めた資金を1つにまとめた金融商品の総称です。


不特定多数の一般投資家から小口資金を幅広く集めて、規模の大きな箱を作り、前もって公表した方針に基づいて、一般投資家の代わりに専門家が投資、運用する投資信託は金融商品の1つです。


この場合のファンドは金融商品として公開され、誰でも購入できます。(公募)


限られた投資家から資金を集めた投資ファンドもあります。(私募)


ファンド型金融では、間接金融と同様で、金融仲介を行う金融機関を投資ファンドと呼びます。


銀行、証券、その他金融機関が実質所有する投資ファンドも有れば、独立系、外資系と様々です。


証券化金融

証券化とは、金融資産を本源的資産と有価証券に転換することをいいます。


証券化金融とは、もともと金融機関が行った金融行動の結果得られた資産を、加工して新たに行う2次的金融といえます。


※出典:プレステップ金融学 著者 平田潤

4.まとめ

今回も金融についてご紹介しましたが、前回も話した通り、日本では金融教育を受けてこないまま大人になる人が多数です。


まずは知ったうえで判断出来るようになるといいですね。


以上、中村ブログでした。


中村尚渡

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?