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「鶏と醤油で食べさせる」今食べるべきネオ家系

「特製ラーメン」麺屋たいせい@中野坂上

 三浦家のせいで家系熱にやられて、でも食べられないことに苦しんでいたら、神様はいたんですね。

 職場が中野坂上にあるので、週3日は中野坂上にいるのに、これといって抜群なラーメン屋がないことがこの土地の残念なところでした。ちょっと語弊がありますね。「むかん」という有名店があるのですが、予約しないと入れない&その予約が取れないという松戸の名店「とみ田」並みのシステムで、まだ一度も食べたことないお店なんですよ。でも入れない店なんて、ないに等しいでしょ。他にもそれなりに美味しいラーメン屋はあるのですが、僕の偏愛レーダーに引っかかるラーメン屋がない…。そんな中野坂上の駅を出たところにできたんです、最高のお店が! しかも枯渇してた家系! それが「たいせい」。

 武道家龍の店長出身の店主が自分の味のために開店させた店。武道家は入ったことないんだけど、開店への流れがなんだか三浦家と似てるなぁと思ったら、ホントに三浦家と同様にネオ家系だった! 開店当初は三浦家店主から開店祝いのスタンド花も届けられている。

 カウンターには鶏と醤油で食べさせると標榜された紙が貼られている。比べると三浦家の方がより鶏風味は強いと感じるけど、「たいせい」もものすごく旨い! 鶏を強く使っているからなのか、まろやかで柔らかい物腰なのにパンチの破壊力も十分持ってる「大人になった家系」という感じ。なんかネオ家系バンザイだな! 三浦家と比較するとチャーシューとかも三浦家の方が完成度高い感じがするんだけど、「たいせい」はその武骨な家系らしさを残しつつ進化し続けるネオって感じが素敵で魅力的。

 あと特筆するならラーメンじゃないけど、白飯を食べさせる工夫は素晴らしい。とにかくライス専用のニンニク醤油タレがあって、これはラーメン屋史上最高傑作なのではと思う。ノーベルラーメンサイドメニュー賞があったらぜひあげたい。下手なガーリックライスやガーリック炒飯なんかより、白飯にこのタレをぶっかけた方が断然旨い。もし「たいせい」に行くことがあれば、騙されたと思ってこれかけてみ。マジ飛ぶぞ。ちなみにラーメンに入れても飛ぶ。

真ん中がサウザンソース、右がニンニク醤油


 他にもサウザンアイランドみたいなソースもあって、これも白飯にかけたらすげー旨い。個人的にはニンニク醤油が好きすぎたのでサウザンの評価が低くなってる気がするけど、これをはじめに食べてたら、まじ飛ぶぞ! ってのはサウザンだったかもしれないくらい旨い。きゅうりのキューちゃんもあるけど、もはやいらない。この2つで白飯何杯もいけると保証する。実際、たいせいはご飯おかわりする人が多すぎるように思う。僕が店内にいたときだけでも大盛ライスを2杯も3杯も頼む人が続出していた。つーか、よくそんなに食べれるよね…。若者ならいざ知らず、普通のおっさんサラリーマンまでおかわりしてたから。つられて僕も小盛りをおかわりしたけど、食べすぎたせいで、そのあと存分に後悔した。

 いやー相当に旨い。
 贔屓目はあるけど、家系の現在No.1、2は「三浦家」、「たいせい」だと僕は思ってる。最寄駅と職場駅のどちらにも最高の家系があるなんて、きっととても太るよね。

 もちろん「たいせい」も行列ができている。ただ三浦家と違って「たいせい」は通し営業なので15~17時くらいを狙えば5名くらいの待ちで並ぶことができる.

 そういや「たいせい」も「三浦家」にもわかめトッピングがあるけど、まだ食べたことないな。九条ネギもまだだ。そんな魅力的なトッピングを食べてないなんて、やばいよね。早くまた食べに行かなくちゃ(中毒症状発症中)。


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