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4年ぶりに国外に出て気づいたこと

先月、国外を旅行した。コロナが蔓延する2か月前の2019年12月、ぎりぎりのタイミングでベトナムに行ったぶりで実に約4年ぶり。
海外旅行が緩和された2023年以降でも比較的環境的には容易に行けたが、国内旅行に魅力を感じて、足が重かったのも背景としてはある。

そんなこんなで行ったのは台湾。台湾は6年ぶり2回目で前回行ったときは、サーフィン目的で東台湾の台東のみの旅行だった。

今回の目的地は高雄、台南と佳楽水。できればサーフィンをしたかったが、台風直撃のタイミングだったので、旅中に佳楽水の予定を変更し、高雄と台南、台北になった。飛行機が飛ぶかも怪しかったが、なんとか台湾へは飛ぶことができた。

5年ぶりの台湾はどうだったか?

結論、タイミングがとても悪かったの一言だ。出発の3日前ぐらいに台風が発生し、ちょうど渡航中に台風が台湾を覆うような形になり、旅行の3日目まで強風と大雨でほとんど外出ができなかった。
ただ、この旅行を通して、感じたことを残しておきたい。

ご飯は日本人の口に合う

これは、間違いなく自信をもって他人に薦められる。台湾は東アジアのグルメ大国で日本人好みの料理も多い。魯肉飯(ルーローハン)や小籠包は日本でもおなじみだが、それ以外にもたくさんのグルメを味わえる。

Googleで口コミが高かったちまきのお店。これで1000円ぐらい
ローカルレストランで流行ってた
マンゴーかき氷。地球の歩き方にも載っているお店

治安の問題ない

日本で生活していると、治安の心配をする人はほとんどいないと思うけど、台湾も基本的なことさえ守れば治安は安心だ。
街ブラしているとアングラ感漂うビルの谷間を目にするが、建築的な構造なのかいたるところで見かける。


物価はそんなに安くない

イメージとして台湾は日本より物価が安いと思っている人は多いと思うが、2024年7月に行った実感ではそこまで安く感じることはなかった。

宜蘭(イーラン)にある散歩Cafe Sanpo
ラテはだいたい600-750円ぐらい
ビールは150円ぐらい。
正直日本のビールのほうが全然おいしい

とても親日

台湾の一番好きなところは、とても親日な人が多いことだ。歴史を振り返ると第二次世界大戦直後まで台湾は日本の統治下にあった国でその時代に生きていた人は反日感情を持っているかもしれない。
ただ、僕が旅中に出会った20~60代ぐらいの人たちで反日を感じたことはなかったし、むしろかなり友好的だった。

中国語が話せないことが分かると、海外では通常英語で話しかけられるが、台湾の場合まず日本語が話せる人は日本語で話しかけてくる。(たぶん、韓国人と日本人の雰囲気の違いが分かっている?)

カフェの店員さん、温泉施設やレストランのおじちゃんも日本語でコミュニケーション取れてとても良い経験だった。

宜蘭にある温泉施設。炭酸温泉おすすめ♨️
宜蘭にはプールもある。箱根みたいな感じ

参考までに
水500ml:20-30NT$=約100-150円
食事(レストラン):100-300NT$=約500-1500円
宿(シングルルーム):500NT$~=約2,500円~
公共交通機関(MRT):15NT$~=約75円~
HSR(台北~高雄)(新幹線):1000NT$~=約5,000円

公共交通機関は日本と比較すると安い。特にMRTと言われる日本の地下鉄電車は、距離の割に安い。
また、HSRと言われる新幹線も東京~名古屋間ぐらいで5,000円ぐらい。時間にして2時間程度。コスパは良いと言わざる得ない。

HSRは超快適でコスパ抜群

宿に関して、土曜日は1週間で一番高く宿泊料金は跳ね上がる。もし格安旅行を短期間でしたいなら、土曜日は外したほうが良い。

高雄の平日のシングルルームは2500円ぐらいだった(2024年7月)

食事に関しては、屋台でもGoogleの口コミが高い人気店は、一般的なレストランと同じぐらいだ。あと、野菜不足になる可能性もあるので、チェーン展開している三商巧福はけっこうおすすめたまたま行ったんだけど、台湾の吉野家的な存在でいろんな台湾料理を楽しめる。

野菜不足で台湾のファストフードへ
三商巧福という台湾の吉野家的な存在のお店。店員のおばちゃんが元気だった

これは全世界共通だが、輸入品は高い。コンビニで物価調査したんだけど、日本のグミが日本で買う価格より5倍ぐらいだった。
あと、牛乳やヨーグルトなどの乳製品は日本より高い。

この旅の目的と気づいたこと

この旅の目的は2つ。
まず、5年ぶりの海外ということで、日本の外に出て海外を感じたかった。日本人がマジョリティーな街中ではなく、外国語が日常的に話される環境だったり、日本語が日常で通じない不自由さを感じたかった。

そして2つ目は日本を外から見たかった。そして日本の良さを再認識したかった。日本に居たら気づかないような当たり前の安全や清潔さだったり、文化は海外に出て良さを再認識できた。

この5年でコロナ禍で一時的に世界中が鎖国状態になり、人の出入りが以前より減った。
コロナの流行が一旦落ち着いて、日本にもインバウンドが帰ってきて、その人たちに日本の良さを伝えるためにも、日本の良さを再認識するためにも海外に行ったほうが良いと思い今回久しぶりに日本を出た。

やはり日本は素晴らしい国で、それは日本人もそうだけど文化も含めて素晴らしいと感じた。

横断歩道を渡ろうとして、歩行者をリスペクトして止まってくれるのは日本ぐらいだろう(これは法律的にそうなってるけど、海外だと車優先の国は多い)。

感謝の文化も良い。何か良いことをされた時とかに率先して相手に感謝を伝える文化は海外では当たり前ではない。
だから何かを施した時に、相手の感謝を待ってたり求めてはいけない。

日本の当たり前みたいなことは海外では当然当たり前ではない。日々の人への感謝とかコミュニティへの感謝を感じる旅でもあった。

おまけ

台湾では意外に柴犬が人気なのかもしれない。この旅で柴犬を散歩している人に何度も会った。とりあえず関わりを持ちたかったので「SHIBA!」と話しかけると、割と友好的に接してくれる。台湾で柴犬を流行らせてくれた人ありがとう。

実は2匹いる
大雨でも台風でも散歩したい柴犬


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