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人生の大半は「働く」、この現実とどう向き合うか

みなさんこんにちは、現役木工職人でDIYアドバイザーの斉藤直斗です。

noteを書き始めてこの記事で3つ目となります。
これまでの投稿は「自己紹介」や「noteでどんな投稿をしていきたいか」という内容だったので、実質この記事が何かしらテーマに沿って書く1本目の記事とも言えます。

さて、1本目というのは何を書こうか少しドキドキで悩んでいたら、noteはハッシュタグでの企画をやっていることを知り、この企画に乗って記事を書いていこうと思います。

「働く」とはお金を稼ぐ場所?やりがいを求める場所?

今回の企画テーマは、『私にとってはたらくとは』です。
みなさんにとって「働く」って何ですか?
人によっては家庭があり子供がいるので、お金を稼ぐために働いている方もいれば、お金は気にせず自分のやりたいこと、つまりは「やりがい」を求めている方もいるでしょう。

最近では「仕事=会社員」という型も崩れてきていると感じています。
みなさんが会社員以外ですぐに思いつくものとして、YouTuberなんかも新しい働き方ですよね。
他にも会社に所属せずフリーランスとしてWebライターや動画編集を生業にする方も増えています。

このような「仕事≠会社員」という今を生きるものとして、改めて僕もこの機会に「働く」ということに関して考えてみました。もしよろしければ最後までお付き合いください。

「現場監督→職人」の経歴

働くということで、僕の経歴を少しだけ説明します。
(少し変わった経歴かも)

建築学科の大学を卒業して、住宅メーカーの現場監督として就職しました。
現場監督とは簡単にいうと工事現場で工事の進みや、安全、職人の仕事を管理する職業です。

「営業がお客さんを見つけて、設計が家のデザインを決め、現場監督が形にする」これが家づくりのざっくりとした流れで、お客さんの思いや図面を形にする素晴らしい仕事です。

現場監督を僕は6年間務めて、今の職場に転職しました。
今は何をやっているかというと、『職人』です。

なんと、モノづくりを管理する立場だったのが、モノづくりをする側になってしまったんです
これには色々理由がありますが簡単に説明すると、「モノづくりを管理する側から作る側をやってみたかったから」。

職人になって給料が半分

ただ、やってみたいといっても色々考えなければいけないこともありました。
まずは金銭面です。

大卒で住宅メーカーの現場監督ってそれなりに安定した給料がもらえました。
正直このまま働いていれば会社が倒産でもしない限り、それなりの給料とそれなりの安定が保証されているというわけです。

しかし、職人になるということは大卒の経歴、ましてや、建築士などこれまで取ってきた資格すら意味のない実力主義の世界。
何なら、高卒、人によっては中卒で10代からバリバリ経験を積んでいる人と
20代後半の僕が急に肩を並べるわけです。

給料は現場監督時代からざっくり半分程度になりました。
仮に現場監督時代500万円なら250万といったところです。

学歴、資格が全て意味をなさない

そして、現場監督も職人もモノづくりという分野では一緒ですが、管理する側から、作る側になったら全然やることが違います。
これまではどちらかというと頭を使うことが多かった仕事が、職人になったら手を使う仕事なわけです。
(実際は監督も手を使うし、職人も頭は使う)

今までの学歴、職歴、資格等々を捨てての一からの挑戦だったわけです。
ここまでが僕のざっくりとした経歴です。

職人になって気づいたはたらくとは

ではここから企画の趣旨に戻っていきますが、現場監督という「一生安泰の職場」を捨てて、給料が半分で不安定な職人になるって、「私にとってはたらくとは」の答えが見えてきます。
(ここから本題)

はたらく=お金を稼ぐ

「働く」とはお金を稼ぐこと。
このように解釈する方も多いでしょう。
確かに生活していくため、家族を養うためにお金は必要です。

「お金がなくたって幸せだ」というのは半分正解で半分不正解だと僕は思っています。
これは実際に、職人になって給料が減ることで学ぶことができました。
給料が半分になったから生活が貧しくなったのか、貧乏になったのかというと実はそんなこと全然ありません。
むしろ、無駄な出費や浪費が減り、さらにはお金のことを真剣に考えることができました。

現場監督の頃は貯金なんてさらさらしておらず、「ボーナスが出て次のボーナスまで浪費が続き貯金が減ってきたら次のボーナスで復活」このようなサイクルでしたが、職人はボーナスすらありません。

ですが、今は貯金どころか計画的に毎月定額で投資を始め、自己投資として本を読む習慣や有料のセミナーに参加してみる、趣味でカメラやDIYを楽しむと、給料が減ったのにもかかわらずいろんなことに挑戦できています。

僕が職人に転職するときは正直給料のことは一切考えず、やりがい全振りで職を決めてしまいましたが、今ではお金の大切さを給料が減って気づくことができました。

はたらく=やりがい

やりがいがあって「楽しい」と感じる仕事の方が絶対にいいです。
たとえで、1日を計算してみたところ、1日24時間で7時間睡眠、9時間勤務(休憩含む)、残業や通勤時間を1時間とすると残りが7時間です。仕事の日は睡眠以外で半分以上が仕事ということになります。

週5日じゃ1日の半分が仕事の時間って、人生の大半が仕事に費やすということです。
この人生の大半を費やす「働く時間」はお金だけでなくやりがいも持ち、どうせなら楽しい時間として過ごしたいと思うべきです。

とはいっても、
「やりがいなんて仕事に求めてられない」
「仕事は嫌でも金を稼ぐためにやるもの」
このようなご意見を持っている方もいるでしょう。

このような方は僕の考えからすると人生の大半がつまらない時間で終わるということです。
本当にそれでいいのかということを、諦めず見つめ直した方がいいのかもしれません。
(今の時代いろんな働き方があるよ)

「はたらく」とはやりがいを求めてお金を稼ぐこと

再度僕の場合ですが、現場監督から職人として転職して今に至ります。
自分のやりたいことを自分で決めてやっているので、やりがいはあるし、楽しいとも感じます。
(辛いこともたくさんあるが。。。)

そしてお金を気にせず、やりがいに全振りしたことで改めてお金の大切さにも気づきました。

僕に取って働くとは、「お金とやりがいのバランス」そして「やりがいを求めながらお金を稼ぐこと」だと思います。

学校を卒業して定年までの約40年、今後はもしかしたら定年後も再雇用で、もっと働くことになる可能性もあります。
(うちの職場は79歳のおじいちゃんが現役で働いています!)

YouTuberやフリーランスなどを除けば、ほとんどの方が会社員としてどこかの会社に所属しているでしょう。
その会社であなたはなぜ働いていますか?
お金ですか?やりたい仕事でやりがいを感じていますか?

お金ばかりを求めた人生も、やりがいだけ求めた人生もどこか暮らしにくく、楽しい人生とはいえません。
全ての人が好きなことを仕事にできるわけではないのも事実ですが、改めて働くことは「お金とやりがいのバランス」そしてやりたいことつまりはやりがいをしっかり持ち、お金をしっかり稼ぐことでバランスの取れた楽しい人生を生涯過ごせるのではないでしょうか?

もしよろしければ、あなたにとっての「はたらくとは」何なのかを考えてみてください。

それではまた!

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