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【啓蒙】クラシックバレエでは側弯症の発生率が高い〜指導者に知って欲しい事実〜

クラシックバレエは子どもの習い事の上位に位置する代表的な芸術運動です。

参考)2021年子どもの習い事ランキング

電車でも頭を綺麗に結った子ども達を見かけることもあります。
すらっとした立ち姿はさすがだなと思いますね。
エレガントですし、芸術として美しさを求める感性は素晴らしいものです。

しかし、、、実はクラシックバレエは側弯症の発生率が高いのです。
世界的にそうなのですが、日本でも大規模な調査でその発生率の高さが指摘されています。

バレエをしている人はしていない人に比べて側弯症の発生率が1.38倍なのです。
プロダンサーは24%に側弯を認めたという調査もあります。

もちろん、側弯があってもプロで活躍されている方もいます。
しかし、何かしらの運動の偏りが発生に関わっている可能性もあります。
低BMI(痩せ)や生理的弯曲をなくすフラットな背骨も影響していると思われます。

参考)思春期特発性側弯症とスポーツ活動や生活習慣との関連

原因は現状特定はされていません。
しかし、今この瞬間にも側弯症の発生が起こっていると考えると、放っておけません。

ということで、勝手ながら、主要なバレエ団にこの現状を知ってもらうために手紙を送りました。
側弯トレーニングブックも一緒に贈呈して。

これからどんな反応が来るのかまたは来ないのか楽しみです。
研究には多くの思惑が関与しますし、とてもお金と時間、人件費がかかります。
論文がないから放っていいのか?嫌できません。
やれることをする、それしかないでしょう。
そこから結果が出ればそれが研究になります。

まずは、クラシックバレエに関わっている指導者、親御さんがことの重大さに気付くことが必要です。

誰からも頼まれてはいませんが、お節介をしてみました。
本当は当事者の方々が行動に移すことが望ましいのですが、、、。

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