ピラティスインストラクターへのヨガのススメ
【元気だけでいいの?】
ピラティスは心身の元気を作ってくれます。
胸は引き上がり、お腹は薄くプロポーションもバッチリ、活力が高まりヤル気に満ちていいことだらけですね。
でも、その状態がずっと続くとしたら、、、。
疲れちゃいませんか?
いくら元気がいいといっても、気を張っている状態が永遠に続くというのはないですよね。
ピラティスは、元気!ヤル気!ですから自律神経で言えば交感神経を活性化します。それ自体は素晴らしいのですが、交感神経が継続的に高い状態は、ストレスフルな状態と同じです。
血圧を上昇させたり、内臓機能を低下させたり、血糖値を上昇させたりします。多くの病気の背景には交感神経の異常な興奮状態があります。
つまり、自律神経は交感神経と副交感神経のバランスがとても重要なんです。
【ヨガはあるがままの自分を受け入れる】
ピラティスは気持ちやヤル気を高める方法といってもいいでしょう。
それに比べるとヨガは、あるがままの自分を受け入れる方法といってもいいでしょう。
時には弱く、時には元気のない状態の自分も、そのまま「そういう時もあるよ、大丈夫だよ。」と。
頑張るのではなく、自分の中に静寂や調和を感じ、その平安の中で落ち着きを保つ、それがヨガです。
そんなのつまらないよ〜と思う人もいるかもしれませんが、幸せはもっともっとの欲よりも、今は十分満たされているという満足感の方が高いのです。
もっともっとはキリがないですからね。
自律神経のバランスでは、ヨガは交感神経の高い人であれば副交感神経を優位にします。最終的には、両方のバランスが取れている状態にします。
ピラティスをすると元気にはなりますが、、、
・夜眠れなくなってしまった
・疲れが取れない感じがする
・イライラしてしまう
など交感神経に自律神経が偏ったことによる不調を訴える方も少なくありません。
何事もやり過ぎはいけませんね。
ピラティスも効率的な体の使い方という側面を強調するのであればいいですが、
・腹筋を鍛えて常にお腹を締める
・胸を常に持ち上げておく
・立っているときは骨盤底を常に締めておく
など極端な指導や実践は正常ではありません。
【ヨガの何を取り入れるのか?】
ピラティスを実践している人が、いきなり瞑想をするというのには抵抗があるでしょう。
どっちかというと動くのが好きでピラティスをしていると思うので、じっとすることは嫌でしょう。
ヨガの実践には4つあります。
・浄化法
・姿勢法
・呼吸法
・瞑想法
です。
この中では、やはり姿勢法(アーサナ)が取り入れやすいでしょう。本来は姿勢法ですが、現代では体操法として広まっています。
呼吸に合わせて様々なポーズをとるヴィンヤサというスタイルが流行っています。
ピラティスの実践者ににはこのヴィンヤサスタイルがヨガの導入にはオススメです。動きが中心ですので、動きに慣れている方には集中しやすいと思います。
徐々に慣れてきたら、ぜひその先の他の実践にも挑戦してみて下さい。
僕はピラティスもヨガも、もっと言えば有酸素運動も好きなので、それぞれの良さを実感しています。
もちろん無理強いしている訳ではありませんので、ヨガが必要ない人もいるでしょう。
もし、ヨガにじっとする瞑想なんてムリと持っている人がいたら、食わず嫌いではなくピラティスに近いヴィンヤサスタイルのヨガから試してみて下さい。
オススメのスタジオはもちろん僕の主催している八王子のTAKT EIGHTですが、その他都心ではアンダーザライトヨガスクールやIYCがオススメです。
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