見出し画像

怒りやイライラを消す方法〜ヨガの俯瞰力〜

【怒りやイライラって何?】

何でイライラするんでしょう、、、?

まずは脳の仕組みを見てみましょう。怒りはノルアドレナリンというホルモンが出ている状態ですね。これは興奮して戦うために出るもので、怒りとは何かと戦っているとも言えますね。

では何と戦っているんでしょう?

多くは、自分の期待です。こうなって欲しい!こうあるべきだ!という期待があって、その期待が壊された時、、、何でだ!と戦いを挑みたくなるんですね。いうことを聞かない子どもに、思い通りにならない渋滞に、自分の意見を通してくれない上司に、、、。


脳は情報処理をする場所ですが、それにはキャパシティがあります。例えば朝、子どもの学校の準備をさせながら、自分の仕事の予定をチェックして、更にニュースで天気や時事ネタも確認、その時に子どもがお皿を割って、、、と一度に多くのことを情報処理しているとそのキャパシティを超えることがありますね。

すると脳はテンパってしまい、「もう!何でお皿を両手で持たないの!片手だから落としたんでしょ!信じられない!」なんて、パニックになるんですね。

それがイライラです。キャパシティを超えるとパニックになるということですね。

コンピューターも色々なアプリケーションを同時に作業していると作業効率が落ちますよね。

そしてそのキャパシティは人によって違うということです。だから、まず自分のキャパシティを知っておいた方がいいですよね。自分はキャパシティが狭いのか広いのか。

あとは同時に沢山のことをやらないというのも重要ですよね。簡単に言えば、テンパらないように余裕を持って行動や生活をするということですね。

そうは言っても現代社会は効率を求められますし、育児は待った無し、仕事も年齢とともに責任感のある役割を任されたり、余裕を持とうとしてもなかなか難しいのも現実ですよね。

そんな時にオススメなのが、ヨガのメソッドです。

【ヨガの俯瞰する力】

現状は変えられなくても、自分の感情や状態を俯瞰して、引いた視点を作ることはできます。そうすると、一気に山の上から下界を見下ろしているような余裕が生まれます。

イライラしている時は頭に血が上り、感情に飲み込まれていますが、後からその時のことを冷静になって思い返したりすると、何であんなことでイライラいちゃったんだろうってことありますよね。

思い出してまたイライラすることもありますが、、、。

ヨガのイライラを消し去る方法は、山から下界を見下ろしてるその冷静さを山に行かなくても、今イライライしているその瞬間に俯瞰し作ってしまうのです。

これは脳のキャパシティを上げるというよりは、イライラしているその状態を俯瞰することで、素に戻るというか冷めるというか、脳をその感情から引き離す効果があります。

このヨガの俯瞰する能力は、姿勢法や調気法、そして瞑想法の実践で培うものです。


【脳のどこが俯瞰する役割を担っているのか?】

俯瞰する力は脳のどこの働きなのでしょうか?

それは前頭前野です。ここは意思の座であり、理性の働く所です。社会性を構成するところでもあります。ちなみにアルコールはまずここを麻痺させますので、〇〇上戸という状態になるんですね。まあ本能が出るということですね。

それこそ怒る人、泣く人、笑う人、寝る人、、、。色んな人がいますね。

理性が取れるとその人の本心が見えるという意味では、結婚する前に相手をしっかりと飲ませて、前頭前野の働きを止めてその人の人となりをあからさまに出させることをお勧めします。

飲めない相手だとその手は使えませんが、、、。

ちなみにこの前頭前野は幸せホルモンと言われているオキシトシンが重要な役割を果たしているそうです。ハグすると出るホルモンですね。ですから親子関係が関係しますよね当然。キレやすいという人はこの前頭前野の発達が未熟という報告もあります。

まずは山に登りましょう。そして下界を見下ろす俯瞰する視点を体験してみて下さい。それを今度は山に行かなくても思い出して、感情から離れる練習をしましょう。

アンガーマネジメントという言葉が最近はやっていますが、ヨガってずっと前からやってたんですよねぇ。

よろしければサポートをお願いします。私自身ではまだまだ微力です。当たり前の選択や情報を得ることができていない方々に、予防医学の視点で、知らなかったことで損した方を少しでも減らすよう、有益な情報を発信していきます。皆様の応援を励みに、より精進して行きます。応援ありがとうございます。