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【脚長差の啓蒙】2021年新患124名の方々の脚長差の割合

2021年TAKT EIGHTパーソナルレッスンでは124名の方にご利用いただきました。
色々なデータを取らせていただいていますが、今回は脚長差に関してシェアしたいと思います。

脚長差の割合は文献によって30〜90%と相当の開きがあります。
対象としている方の属性によって差があるということでしょうが、スポーツに関しては90%と大きのは臨床的にも感じるところです。

さて、当スタジオの場合にも、バイアスはありました、何かしらの不調などをお持ちの方が改善を期待していらっしゃいますので、一般の方を無作為にというわけではありません。

まずは、脚長差の割合です。
前捻角と一緒にまとめてみました。

骨格特性

約半数の方に脚長差を認めました。
実際の高さは平均4㎜です。
文献では多くが平均6㎜となっていますので、それよりは小さい結果でした。

ちなみに前捻角は、正常値は20度前後ですから、平均35度となると大きい傾向が見えます。

当スタジオでは側弯トレーニングセンターも兼ねています。
そのため新患の方も半数は側弯症の方々です。
そこで側弯症の方に限った割合を見てみます。

側弯症の方の脚長差割合

側弯症の方では脚長差の割合は約6割に増えます。
また、高さも平均6㎜ということで、全体よりも少し高くなりました。

側弯症だから脚長差が多いのか、脚長差があるから側弯症に移行するのかは分かりません。
ただ、側弯症のある方であれば半数以上に脚長差を認めるのです。
骨盤の左右差を極力無くすことは側弯症の保存療法でも必須のことです。

何かしらの不調でいらした方々の半数に脚長差があったということは、脚長差が不調に関与していた可能性も高いということです。
実際に来店の理由はこちらです。

主訴

脚長差と腰痛は関連するでしょう。
バランス不良もです。
膝痛も股関節痛もです。

脚長差は侮ってはいけない、必ずチェックして補正する必要のある事象です。
もっともっと脚長差について知って欲しいです。

日本ヘルスファウンデーション協会では脚の長さコーディネーターを養成しています。
こちらから詳細をチェックして下さい。


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