見出し画像

【臨床日記】研究者のネタを探している方、ぜひこちらのネタはどうですか?〜予防運動の研究ネタ公開〜

研究のネタは山ほどあります。
でも僕には時間もお金もありません。
何せ、実働でクラスを担当し、がっつり仕事してるので、研究に費やす時間が取れないのが現状です。
大学院も残念ながら今は、新しい事業を軌道に乗せるために休学中です。

でも、人生は残酷に過ぎていきます。
僕の人生で、僕自身が研究をするのは現実的ではありません。

今から研究者になるのも、、、では今の仕事や役割は誰がやるの?となってしまいます。

だから、研究ネタを公開します。
大学院に行こうと思っている人。
既に大学などで研究をしている人。
研究施設ではないけど、研究が可能な方。

誰でもいいです、ぜひ僕の仮説を研究してもらえませんか?

お金は出せませんが、アドバイスやできる範囲での協力はします。

ということで、全てを紹介するととてもじゃないけどすごい仕事量になるので、いくつかピックアップして、概要を載せますので、気になった方は連絡を下さい。
※専門家向けですので、専門用語は解説なしで載せます。

求心性と遠心性収縮と上肢下肢の特性について

筋収縮の様式に求心性と遠心性がありますが、おそらく上肢は求心性、下肢は遠心性が中心的な働きです。
筋内腱の量を検体を用いて比率で出せばある程度のことが言えると思います。

あとは、activeな収縮とストレッチのようなpssiveな伸張とで、求心性が中心な筋はactiveが、遠心性が中心な筋はpassiveがより硬くなります。
こちらは筋硬度計で測定できるかも知れません。

腰多裂筋はインナーマッスルかアウターマッスルか

多裂筋がインナーマッスルであることは自明ですが、多裂筋といっても頸部、胸部、腰部に別れます。
その中で、腰部は表層に位置し、かなり大きな筋肉です。
他の多裂筋と一緒にしていいのでしょうか?
臨床的に、腰多裂筋は静止立位においては過剰収縮の判断基準の一つとして評価します。
ただ、この概念をいっておられる方にあった事はないので、筋電図的に、静止立位では必要ないことを証明することが必要だと思います。

頭部のニュートラルポジションは咬合で判断する

正しいアライメントとして、外耳と肩峰が一直線上と言われますが、環椎後頭関節のアライメントとなると、基準はありません。
歯科領域ではリラックスポジションという概念があり、TCHは異常です。
ですから、咬合から見ると多くの方は環椎後頭関節の屈曲位になってしまっています。
正しい位置の評価として、咬合と環椎後頭関節の関係性について証明する必要があります。
この判断は難しく、ある程度趣味レーションを用いて、物理的な釣り合いの観点から演繹的に法則を証明する形かと思います。

※ここに視野との関連を追加することもできます。

理想的な重心位置は前か後ろか?

こちらの議論も多々ありますが、僕はやはり外果前方でいいと思っています。
その証明を足趾の把持機能でみてはどうかなと思っています。
前方重心ですと、アーチが下がり足趾は相対的に背屈位になります。
足圧が分かるような検査機器または、床反力計での測定になるかと思います。
仙骨部からの押す力に対抗する反力という感じが臨床的には分かりやすいです。

骨盤の前後傾中間位は頭頂が決める

骨盤の中間位の決め方は多々ありますが、これといった決め手がないのが現状だと思います。
僕は臨床的に頭頂の引き上げで決めています。
こちらに関しては、座位での坐骨部の支持面積から骨盤の前後傾を推測する方法がいいかなと思っています。

肩甲骨の中間位とは

肩甲骨の中間位について、こちらも定説はありません。
臨床的には、肩甲骨は一番下制したポジションとして評価しています。
肩甲骨は抗重力筋がことごとく上方へ体を引き上げているのに対して、唯一従重力で働きます。
下制しているのは前鋸筋、僧帽筋下部、広背筋などですが、これらは、抗重力筋である多裂筋などの筋出力を高めるために敢えて抵抗を加えていると考えられます。
そのため、肩甲骨のprotractionもretractionも挙上を含んでしまうので、中間位としては不適切な位置となります。
下制した位置が中間位という判断の証明を筋電図学的にまたは、シュミレーションなどで力学的な力の強さという点で判断できればと思います。

ラキシティは変形性関節症のリスク

関節弛緩性そのものもやや曖昧な言葉なので、何がどうなって弛緩性を呈しているかを検体の比較などで明確にする必要がまずはあると思います。
また、部位に関してもワインデイビスの5兆候がありますが、そこに客観的な根拠があるかというと怪しいです。
臨床的には足根骨のゆるさをみていますが、例えば膝であれば半月板損傷のリスクになると思いますし、引いては変形性膝関節症のリスクだと思います。
スラストも弛緩性と関連があるか興味のあるところです。
あた、弛緩性は心の部分でも不安定性を示すように臨床的には感じます。
その点も調べたいところです。
弛緩性に関してはかなり包括的な研究が必要だと思います。

フラットバックと脊柱の可動性の特性について

ストレートネックについては社会的にも問題視されていますが、そもそものフラットバックについては研究が少ないと思います。
臨床的には、頚椎や腰椎の問題がある人の中にフラットバックが背景にあって負担が動く部分にきたというような方がいます。
また脊柱の全体の可動性がそもそも低く、無理をして生理的弯曲のある人と同じ動きをすると、ヘルニアなどに移行する方がいます。
特徴としては、脊柱の屈曲制限です。
これがなぜ起こるのかを検体を用いて調べたらいいと思います。

他にも山ほどあります。
どうですか?
やってみたい内容ありましたか?
まだまだ分かっていない事だらけですよ解剖学も運動学も。
その状況で、さも分かったように臨床で運動療法を指導している人が多いのです。
学生レベルの知識では本当になんちゃっての治療です。

でも、まだまだ研究が足りないのです。
本来は臨床家と研究者がタッグを組んで、本当に臨床で生きる研究をすべきですが、交流の機会がほとんどありませんし、なぜか研究者は学者気質といいますか、臨床よりも偉そうにしてるので、理学療法の発展が足踏みしているように思います。
僕の人生も有限です。
墓場までアイデアを持っていってもしょうがありません。
どんどん公表しますので、一緒に研究したい人ぜひ一報ください!

よろしければサポートをお願いします。私自身ではまだまだ微力です。当たり前の選択や情報を得ることができていない方々に、予防医学の視点で、知らなかったことで損した方を少しでも減らすよう、有益な情報を発信していきます。皆様の応援を励みに、より精進して行きます。応援ありがとうございます。