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大江慎也ソロ "Stay in Music"

8月23日に福岡のBassicで行われたライヴに行って来た。

大江慎也ソロ
"Stay in Music"

5月に行われた『ザ・ルースターズ歴代シングル配信記念 大江慎也トークショー』に聞き手として参加させて貰って以来、大江さんにとってのブルースの存在が凄く大きいのだと再認識。その時のことはこちら。

あのトークイベントの中で大江さんが語ったこの言葉は特に重要だと思った。


自分がやっているのは軽音楽、ポップス。音楽はすべてポップ・ミュージックだと思ってる。ブルースやR&Bは軽音楽のルーツ。それを元に音楽をやるのが必要だし、今でもそう思っている。軽音楽、ブルースを継承していきたい。キース・リチャーズがかつて言った「ブルースを知らないでロック出来ないぜ」は、僕も同感。


6月にベイサイドプレイス博多で行われたイベントのステージでも、『大江さんのブルース』というのを感じて、今回のソロではさらに強く感じた。

Bayside Music Jamboree 2024(公式FBにより)


ルースターズ時代の楽曲からソロに至るまで、大江さんが今やりたいブルース・フィーリングに貫かれていた。それは単に、クロスロードに立って3コードで歌う、というスタイル的なことではなく、広義な意味で。各時代のナンバーに新しい息吹、解釈が吹き込まれていた。

ストーンズの“Dead Flowers"も!

これは当日のセットリスト。ハードでラウドな大江さんのギター。ブルージーなソロはカミソリのように鋭く強力にドライブする。

大江さんの公式FBより


今回、おっ!と思ったのはルースターズのアルバム『DIS.』から3曲プレイされたこと。

これは新鮮だった。"She Made Me Cry"をライヴで聴いたのはいつ以来だろう?低音で"Love is everywhere"と歌うところが、ルースターズのライヴを思い出して、さらに深みのあるボーカルだった。

ライヴは、"Venus"、"GOOD DREAMS"から始まったので、ちょうどS→Z移行期のナンバーが多く、それも印象的だった。それらも含めて、今の大江さんのフィーリングで歌われていた。待望の配信も去年から始まったし、初期だけでなく、音楽性がグッと広がる中期ルースターズも再評価されると思う。

そしてソロ・パートの最後は、"Little Red Rooster"。やはりブルースで締める。ここから渡辺圭一さんがベースで参加。グッと重心を落とした演奏に。こちらに2曲アップされてます。

M20の後に、"Mona"と『恋をしようよ』が急遽追加!盛り上がりました。"Mona"で大江さんが“ヘイ、ボ・ディドリー"と歌ったのは初めて聴いた!なんか嬉しかった。

この日のライヴは、"Oe Shinya sings blues"、大江さんは、Oe "Manish Boy" Shinyaだった。


大江さんの次回ライヴはこちらです。

9月28日(土)京都 磔磔

大江慎也 Birthday
It's Only 66 But "I LIKE IT"

Shinya Oe & Super Birds
大江慎也、ヤマジカズヒデ、KAZI、穴井仁吉、細海魚


OPEN 17:00 START 18:00
前売.6600円 当日.7100円(別途Drink)


my note #146

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