福岡の音楽シーンを特集した本『博多ROCK外伝』『福岡音楽本』他
かつて福岡には地元アマチュアのミュージシャンを応援する音楽誌『Blue Jug』と『BEATMAKS』があった、というのはこちらに書いた。
現在では入手困難なものもあるが、福岡の音楽シーンをまとめた書籍もあるので紹介したい。
福岡音楽本
2002年3月発行
地元のタウン誌、シティ情報ふくおかとFM福岡が企画・編集。なので、MISIAから浜崎あゆみ、ナンバー・ガール、THE MODS、サンハウスまで幅広く取り上げている。インタビューは全てオリジナルだし写真も貴重。
博多ROCK外伝
2016年6月発行
西日本新聞に連載されてた「九州近代歌謡遺聞〜ロック編」をベースに加筆修正したもの。時代的には主に70〜80年代。この本でしか見ることの出来ない、80's FACTORYでの THE MODS、シーナ&ザ・ロケッツ、ARB、モダン・ドールズ等の写真は本当に格好良い(新聞連載時には未掲載)。博多ROCK CITYの貴重な記録。80'sの超満員のお客さん。この中に自分が居るな(笑)。
北九州音楽全史
2023年3月発行
北九州の音楽シーンをまとめた、これまた貴重な特集本。ザ・ルースターズの大江さん、花田さん、池畑さん、井上さん、そして安藤さんのインタビュー。アップビートの広石さん、ハイヒールの冷牟田さん、BLUE TONICの木原龍太郎さんも。またシーンを支えた江河さんも登場。
関東とか九州以外の地区の人にはピンと来ないかもだけど、同じ福岡県でも福岡市と北九州市では別の文化圏を形成しているのです。
80年代に雑誌、「宝島」が福岡の音楽シーンを取り上げたことがありました。
宝島
1984年7月号
当時、人気のあったモダン・ドールズやザ・キッズ、アクシデンツ等のバンドだけでなく、重要な存在であったラジオ局のディレクター(KBCの岸川さん、FM福岡の川本さん)、ライヴハウス多夢の菅さん、ジュークレコードの松本さん、くすミュージック(元80's FACTORY店長)の伊藤恵美さんにも取材している。
他にも福岡からは、松田聖子とか歌謡曲、チューリップ等のフォークもいるし、つくづく音楽好きの街だな。
my note #148