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ロックンロール・バンドスタンド 1989→1990

NHK「ドキュメント72時間 年末スペシャル2023」。先週から風邪引いて数日寝込んでましたが、やはりこれを見ないと年は越せません。納得のベスト10でしたが、個人的には「島根・黄泉比良坂 あの世との境界で」「大病院の屋上庭園で」が印象深い。この一年、「病気・生・死」を意識せざるを得なかったので。松崎ナオさんの『川べりの家』弾き語りには例年以上にグッと込み上げるものがありました。


何かに没頭したくて今年の9月から始めたnote。2023年最後の投稿は『ロックンロール・バンドスタンド 1989→1990』。元ARBの田中一郎さんがYouTubeでチラッと話してたので思い出しました。その時のYouTubeがこちら。「田中一郎のギターアッパーカット2」。

1989年の大晦日の夜から始まって年が明ける1990年元旦に終わるカウントダウン・イベント。この時の出演者は以下の通り。

THE MODS
JOY-POPS(ハリー、蘭丸)
田中一郎
UP-BEAT
ラフィン・ノーズ
ZELDA
THE HEART
THE KIDS
有頂天
JUSTY NASTY
餃子大王
PAN PAN HOUSE
ビリー・ザ・キャップス
BY-SEXUAL
グラマー

THE MODSが一番のお目当てだったんだけど、9時台という意外に早い出番。アルバム『NAPALM ROCK」をリリースした直後で、約30分の凝縮した内容で、強烈なインパクトを残してステージを去った。

1989年、名盤 NAPALM ROCK リリース

ストリート・スライダーズではなく、ハリーと蘭丸によるJOY-POPSとして出演。

JOY-POPS名義のシングルは、この『ROUTE S.S.』に収められていた。

ROUTE S.S.

アコースティック・サウンドの中にもロックとブルースに根差した彼ら独特のスタイル。年明けからはバンドでのツアーが決まっていた。

1990年春 九州ツアー

田中一郎さんはソロで出演されてます。ちなみにYoutube「田中一郎のギターアッパーカット2」は相当面白いです。

ZELDAも出てる。初期が好きだったので、この頃は印象が薄い。

音楽誌BEATMAKS誌創刊号。この頃のZELDAにハマってました。


カウントダウンの瞬間が誰だったのかは全く覚えてないけど、最後はUP-BEATだったのは印象に残ってる。

紙テープが舞い、華々しく新年が明け、90年代に突入。ド派手な演出によるエンディングでした。

パーティの時代」と言われた80年代が終わり、この手のカウントダウン・イベントも減っていく。バブル崩壊、湾岸戦争、阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件…祭りのあとには、重く暗い90年代、「混沌の時代」が待っていた。

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