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洋楽を聴かない若者が増えてるそうで…

ウチの娘たちは大学・部活・バイトに連日忙しく、「帰りのバスないから駅まで迎えに来て」とか「明日朝早いから大学まで送って」とか平日・週末を問わず送り迎え要請がある。

この前、その車中で流してる曲に関して「これ、興味ある?」と聞いたら「いや、全然」と一言。それはこんな感じ(写真左)。最近作ったプレイリストで、古いのだけじゃなく新しいのと混ぜて聴きやすくしたつもりなのだが。

考えに考えて選曲したつもりだったが…

そして「洋楽は聞かない」とも。そういう子は多いらしい。親から何か押し付けられるのが子どもにとって一番面倒くさいことだろうから、別にいいんだけど。

しかし、我々世代やもっと上の諸先輩方による、60〜80年代辺りのヴィンテージ・ロックを語り継いで来た歴史が一旦途切れそうな懸念を抱いている。ジョンが何故“Help!"と叫んだのか。ジミ・ヘンドリックスが爆撃機のようなギターのノイズを放ってウッドストックでアメリカ国歌を演奏した意味。ジョー・ストラマーの“Punk is attitude"の精神性。それらを知ることはない若者が日本で増えていくのかもしれないし、語り手も減っている気がする。

今の邦楽アーティストは皆んな上手い。ただ、90年代後半くらいから洋楽ルーツを持たない人たちが増えた。彼らのルーツはミスチルでありスピッツ。なので黒人音楽の匂いもしない。だから、R&Bの基本である「バックビート」をベースにした音楽を長く聴いて来た僕としては、リズムという意味で最近の邦楽ヒッツはノリが合わないことが多い。

若い連中に聞いて欲しくてストーンズはアンドリュー・ワットをプロデューサーに起用し、ポールとリンゴはビートルズとして"Now And Then"を完成させたかったんじゃないだろうか。ミックは若きプロデューサー、アンドリューに「いいか、オレは"Sticky Fingers"のようなアルバムを作る気はさらさら無いからな」と言い放ったらしい。さすが、ミックだ。

THE BEATLES「Get Back」THE BAND「THE LAST WALTZ」のBDを買ったけど、これとて家族にしてみたら「お父さんがまた同じようなもん買ってる」と思われてるだけ…。

こちらの感想は後日改めて…

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