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ジェフ・ベックに会った時のこと…哀しみの訃報から一年

一年前、余りの突然の訃報。まさか、あれ程若々く、年齢を感じさせなかったジェフ・ベックが亡くなるなんて。ただただショックで、悲しむばかりでした。

放送局勤務時代の話です。2000年のJAPAN TOURの時、ゲストに来てくれました。福岡公演の前日のことです。
その日は朝からゲストエリアの壁にベックのレコードを飾りまくり、局内で「ジェフ・ベックが来るぞ!」と盛り上がり、お招きの準備をしました。今考えたら電波の私物化ですね(笑)。

2000年JAPAN TOURのパンフレット


ベックを乗せた車が着いた時もビルの搬入口にお出迎え。一行が着いて車から降りて来ます。用意してたジミ・ヘンドリックスの日本盤シングル「紫のけむり」をプレゼントしました。「Oh, Jimi !」と喜んでくれました。

日本盤シングル『紫のけむり』

生放送のインタビューも無事終わり、また搬入口までお見送りに。“I've been a very big fan of you for over 25years"とか何とか別れ際に話しかけました。もちろん明日のコンサートも行きます、とも。“Thank you"と握手もしてくれました。とても柔らかい手でした。

あの時の“Oh Jimi"  "Thank you“の声は今でもハッキリ覚えてます。ベックの「おっ、ジミ!」という発言を聞いた日本人はそう居ないかと。素晴らしい音楽、ギターと共に、一生忘れられない大切な思い出です。ライヴは3回観に行きました。毎回宇宙の彼方に連れて行ってくれました。ジェフ・ベックよ、永遠に。

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