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#17「4021の研究データが導き出す 科学的な適職」

「Naoto's Library」にお越しいただきありがとうございます。

最近は多忙ということもあり、ペースは減りつつあるものの、週に2冊程度、多いときで3冊程度の本を読んでいる僕の気づきや学びをぽつらぽつらとこぼしていきつつ、「誰かのためになればいいな」という想いで「Naoto's Library」を運営しております、なおとです。

また、「Library」ということで、こちらの記事を読んでいただき「実際に読んでみたい!」という方は、無料でお貸しいたします。
無料配送でのレンタルも承っています。

詳細は最後に記載しているので、そちらをチェックしてください。

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「好きなことを仕事に」
「安定した職種を選ぼう」
「フリーランスこそ至高な働き方だ」

世の中にはこれらのような様々なキャリアに関するアドバイスが存在しています。
しかし、その大半が個人の経験や嗜好にしか基づいていません。

フリーランスで成功した人はフリーランスが良いというし、安定した職種で成功を収めた人は安定した職種を推す。そのようなアドバイスがありふれています。

本書では実験や定量的な統計データなどをもとに、適職の選び方をご紹介します。
転職を考えている人は必読ですが、それ以外の方もいつかくるそのタイミングに備えて、一読することをおススメします。

1.内容

この本は、科学的根拠(エビデンス)に基づき、"「キャリア選択」という正解のない悩みに答えを出す方法"を具体的に解説します。

・後悔の少ない意思決定をするにはどうしたら良いのか
・私たちに本当の喜びをもたらす働き方とは何か
・「人生の選択」という正解のない悩みにどうやって答えを出せばいいのか

これらのベーシックな問いに取り組み、「自分が幸せになれる仕事=適職」を正しく選ぶ確率を上げていきます。
将来やキャリアを不安に思いつつ、なかなか一歩を踏み出せない方へ、「科学」という精度の高い判断軸を提示。
曖昧な精神論には頼らない、合理的な職探しを後押しします。

※Amazonより抜粋

2.読もうと思ったきっかけ・目的

・本書の冒頭の「世の中には数多くのキャリアアドバイスが存在しているが、その大半が個人の経験や嗜好にしか基づいていない点」が問題であるという文章に惹かれた。私自身も確かになと思った。
・いつかの転職やいまの仕事に活かせるナレッジを吸収するため

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3.気づきや学び

・就職と転職の失敗は、およそ7割が「視覚狭窄」によって引き起こされる
→「視覚狭窄」とは、ものごとの一面にしか注目できなくなり、その他の可能性をまったく考えられない状態のこと。
(by ハーバードビジネススクール)
※定番の視覚狭窄例
➀お金に釣られるケース
②逃げで職を決めるケース
→将来のためではなく、逃避で職を転々とするなど
③自信がありすぎる、またはなさすぎるケース

⑴仕事選びにおける7つの大罪

※仕事選びにおける、過ち7選
➀好きを仕事にする
②給料の多さで選ぶ
③業界や職種で選ぶ
④仕事の楽さで選ぶ
⑤性格テストで選ぶ
⑥直感で選ぶ
⑦適性に合った仕事を求める

※以下、気になる箇所だけ抜粋

➀好きを仕事にする
→2015年のミシガン州立大学の実験「好きなことを仕事にする者は本当に幸せか?」というテーマで、
「⑴適合派(好きなことを仕事にしたい派)⑵成長派(仕事を続けるうちに好きなものになるはずだ)」の2分類に分けた。
結果として、適合派の幸福度が高いのは最初だけで、1~5年などの長いスパンで見たときには、両者の幸福度・年収・キャリアなどのレベルは成長派の方が高かった。
つまり最初から「好きを仕事に」だけを信じてはならない。
また、この「あとから楽しくなってきた、好きになってきた、情熱が湧いてきた」というあり方を心理学では「グロウス・パッション」と呼ぶ。

③業界や職種で選ぶ
→「FinTechが熱いから、いまのうちに入るべき」というような世論に惑わされないこと。たいていこのような業界の将来予測のの正答率は50%と言われている。

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⑵仕事の幸福度を決める7つの徳目

➀自由:その仕事に裁量権はあるのか
②達成:前に進んでいる感覚はあるのか
③焦点:自分のモチベーションタイプに合っているか
④明確:なすべきことやビジョン、評価軸はしっかりしているか
⑤多様:作業のバリエーションはあるか
⑥仲間:組織内に助けてくれる友人はいるか
⑦貢献:どれだけ世の中の役に立つか

これらのポイントは「仕事の満足度」について調べた259のメタ分析などで明らかになったもので、欧米は勿論、日本を含むアジア諸国においても重要度が変わらない。
これらの要素を満たさない仕事はどれだけ子供のころから夢見た職業だろうが、最終的な幸福度は変わらない。逆に言えば、これらの要素が備わっている仕事はどんなに世間の評価が低くても幸せに暮らせる。

➀自由:その仕事に裁量権はあるのか
〇作業を実行するスケジュールを自身で設定できる
〇タスクの内容を好きなように選ぶことができる
〇収入や社内ルールに好きな意見を言える

②達成:前に進んでいる感覚はあるのか
〇仕事のフィードバックはどのように得られるか
〇仕事の成果とフィードバックが切り離されているか

③焦点:自分のモチベーションタイプに合っているか
自身が攻撃型か防御型によって変わってくる
攻撃型:目標を達成して得られる利益に焦点を当てて動くタイプ
→進歩や成長を感じやすい仕事を探す
防御型:目標を「責任」として捉え、競争に負けないために動くタイプ
→安心感と安定感を実感しやすい仕事を選ぶ

④明確:なすべきことやビジョン、評価軸はしっかりしているか
〇会社に明確なビジョンはあるか?そのビジョンを実現するためにどのようなシステムを行っているのか?
〇人事評価はどのようになされているか?個人の貢献と失敗に目に見える形で判断できる仕組みは整っているのか?

⑶「悪」に関して(適切な仕事選び阻害する要素)

➀時間の乱れ
→シフトワーク/長時間通勤/長時間労働/ワークライフバランスの崩壊
②職務の乱れ
→雇用が不安定/ソーシャルサポートが無い/仕事のコントロール権が無い/組織内に不公平が多い

⑷「いざ、意思決定!」という時に

・技法1「10/10/10テスト-この選択をしたら10年後にどう感じるだろうか-」
「この選択をしたら『10分後/10か月後/10年後』どう思うかを考える」というやり方。将来をはっきりと描くことができる。
※ほかにも技法はありますが、長いので割愛。

⑸「そもそも現職で良いのか?」を悩んだ時

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※見づらいと思うので、なんとなくのやり方だけでも・・・
→実際に取り組みたい人はぜひご購入ください!
※換算に関して
1点=まったく当てはまらない
2点=当てはまらない
3点=よくわからない
4点=当てはまる
5点=かなり当てはまる
★マークは点数を反転させる

〇64点~192点:仕事にかなりの不満がある状態。
〇193点~256点:やや幸福を得られていない。
〇257点以上:満足は出来ている状態。

4.これからの私のアクション

・今の段階では知識として蓄えておき、転職などが具体的に視野に入ってきたときに、再度読み返しアクションをしてみる。特に思考にブレが生じたとき。
・CA(キャリアアドバイザー)をしている同期に薦めてみる
→カウンセリング時における、実践的なナレッジが多かったため。

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5.さいごに

冒頭でご紹介した通り、『Library』ということで、こちらでご紹介した本は無料でレンタルいたします(無料配達も承っております)。

お貸しする本の文中には、大量のマーカーとメモが記されています。
そんな世界に1つしかない本を通じて、希少性の高い気づきを与えられることでしょう。

レンタルをご希望の方は、Facebookなどで個別にメッセージもしくはコメント欄にご記入ください。
※Facebook:「Naoto Katsukura」で検索でトップヒットします。

この活動はまだまだちっぽけな僕なりの社会貢献活動の1つです。

※文中の写真引用元:
鈴木佑(2019年)『4021の研究データが導く 科学的な適職』株式会社クロスメディア・パブリッシング(P244, 245)

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