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草花遊び図鑑🌿‬ヒガンバナ

彼岸花の見頃は9月下旬(お彼岸の頃)~10月上旬となっています。

畦道などで
赤い彼岸花が咲き乱れるのは
とても綺麗で日本らしい景色です。

迷信

一方で、

彼岸花には怖い迷信や逸話などが多く言い伝えられています。

・彼岸花を触ると手が腐る

・彼岸花の傍で寝ると死ぬ

・彼岸花を持って帰ると家が火事になる

・彼岸花は人の魂を吸ってしまう

・彼岸花は人の血を吸って成長する

という迷信があり、
我が家でも初めて娘が持ち帰った時
嫌がられた。

迷信の理由

『咲く時期と血をイメージさせる赤』
彼岸花の名前は秋のお彼岸(9月中旬)の時に突然花茎をのばして咲き誇るところから由来しています。

彼岸は昼と夜が同じ長さとなり、昼夜・東西が平行になるお彼岸の時期は「あの世」への扉が開くと言われてきました。

そのためその時期に咲き誇り
真っ赤な血を彷彿とさせる
彼岸花はそれだけでもあの世をイメージする花となって不吉な感じを連想してしまうんでしょう。

『有毒植物』
また、彼岸花は有毒植物として有名で特に球根部分に毒性が高く、食べてしまうと吐き気、腹痛を伴う下痢を起こし、重症になると中枢神経の麻痺を起こして、稀に死に至る場合もあります。

そのような特性から一口食べると彼岸(死)に至るという意味で彼岸花という名前になったという説もあるそうです。

『なぜ植えるか』
日本では土手や道端、水田周り、墓地などに多く生息しており、基本的にはネズミ、モグラ、虫などが毒を嫌って彼岸花を避けるために田畑をあらされないように人為的に植えられています。

墓地周りに植えられていることも彼岸花が怖いとされる理由のひとつですが、最近まで日本は土葬だったため、これも死体が動物によって荒らされないようにという意味で植えられています。

また、彼岸花の球根部分に含まれる毒成分であるリコリンは水溶性なので、すり潰して水に漬けておけばリコリンは流れおち、食べることができました。

良質のデンプンが含まれているのでこれによって飢餓を免れていたという話もあったり、第二次世界大戦中などの戦時や非常時においては非常食とされていたようです。

昔の人々は触らせたくない物に「忌」「恐」などを言い伝える風習がありました。

昔は非常食として飢餓に備えて植えている場合もあれば、田畑を動物から守るために植えていることもあり、掘り起こされては困るわけです。

また、彼岸花には毒があるので子供が掘り起こして口にしてしまうのも困りますよね。

そのために、
迷信という作戦をとって
なんとなく、触りたくない感じを作り
子どもの安全を守っていたのではないでしょうか。

ネックレス(首飾り)

娘が小さい


①ヒガンバナの花を根元からポキッと折り

②下の方からポキポキ左右に折ると、薄皮を残してこのようになる

③1番下の所を茎を左右とも取り外して、それらを結び輪っかにしたら出来上がり

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