世界ベーゴマの輪(ベーゴマ考39)
先日とても嬉しいことがあった。
突然のfacebookからのメッセージ
どこの国の方かな?
と思ったら文面にItaliaの文字。
イタリアで子どもたちに昔のゲームや遊びを伝えているそうで、
江戸期のバイ貝で作ったバイ独楽に興味があり、カタツムリで作成
私の投稿にたどり着いたようだ。
彼からのメールがこちら
Buon pomeriggio. Qui in Italia sono le 13,30 circa
Vivo in Italia, sono italiano. Sto cercando di imparare a giocare con le beigoma.
こんにちは。ここイタリアでは午後1時30分頃です 私はイタリアに住んでいます、イタリア人です。ベーゴマ遊びを勉強中です。
ベーゴマは日本の文化?
彼との話から
今まで考えもしなかった
常識が崩れた。
ベーゴマは日本独自の遊びかと思いきや、彼いわく、先史以前からカタツムリなどを利用して、世界にベーゴマの様な貝を加工した遊びがあるというのだ。
カタツムリの殻で遊ぶことは、古くから多くの人々によって行われてきました。私もカタツムリの殻からベーゴマのようなものを復元しようと試みました。切断にはフリントブレード(火打石)を使用しました。このゲームは先史時代から行われていたと考えられており、遠い過去には鉄は使用されていなかったからです。
.........
実際に、5世紀ごろには日本に鑢が入ってきており、
紀元前2000年頃には
鑢というものが発明されていたようだが
なぜ火打石をつかったか
その答えは
世界には各地に貝をベースにした独楽がありその土地には、ヤスリはなかった場所もあるであろうからだ。
アフリカ版ベーゴマ
アフリカの一部の国:ナイジェリア、ベナン、トーゴ、カメルーンでは、陸生カタツムリ(科学用語では「Lissachatina fulica」と呼ばれる)の殻を使って独楽をして遊んでいます
といって、下記の動画を送ってくれた。
すごい。
なんか嬉しくなる。
形はほぼバイ独楽だ
丁度、『逆立ちごま』を子どもたちに渡すと、何人かは初めからひっくり返して回す。
そのような回し方である。
ニューギニア版ベーゴマ
presso The British Museum of London, sono conservate in un sacchetto di cotone sette conchiglie. Sono state acquisite dal Maggiore William Cooke Daniels durante la spedizione etnografica nella Nuova Guinea britannica del 1903-1904. Le conchiglie sono accompagnate da una etichetta con stampa "Daniels Ethnographic Expedition", con manoscritto di William Cooke Daniels, con inchiostro rosso che recita: 'HULA Childs toys tops – RŌNU & 1 MARE' , tradotto: "trottole giocattolo dei bambini Hula". Gli Hula sono un gruppo etnico della Nuova Guinea. Una nota di carta all'interno della borsa scritta con inchiostro nero da Charles Seligman recita: "6 Strombus luhuanus L. 1 Turbo crassus Wood". Strombus è la parola greca che significa sia un tipo di lumache di mare e sia è il nome della trottola; e Turbo è la parola latina che significa sia un tipo di lumache di mare e sia è il nome della trottola. Lascio ai lettori trarre delle riflessioni e delle conclusioni.
ロンドンの大英博物館では、7 個の貝殻が綿の袋に入れられて保管されています。これらは、1903年から1904年にかけて英領ニューギニアへの民族誌遠征中にウィリアム・クック・ダニエルズ少佐によって入手されました。貝殻には「ダニエルズ民族誌探検隊」と印刷されたラベルが貼られており、ウィリアム・クック・ダニエルズによる赤いインクで「HULA Childs Toys Tops – RōNU & 1 MARE」(翻訳:「フラの子供用おもちゃトップス」)と書かれた原稿が添えられている。フラ族はニューギニアの民族グループです。チャールズ・セリグマンが黒いインクで書いたバッグの中の紙メモには、「6 Strombus luhuanus L. 1 Turbo crassus Wood」と書かれています。ストロンブスはギリシャ語でカタツムリの一種を意味し、シアはコマの名前です。ターボはウミウシの一種を意味するラテン語で、シアはコマの名前です。いくつかの考察と結論を導き出すのは読者に任せます。
ペルシャ湾版ベーゴマ
Child's spinning-top made of cone shell. Found/Acquired: Persian Gulf. Donated to The British Museum of London by: James Theodore Bent in 1892
円錐形の貝殻で作られた子供用のこま。発見/入手: ペルシャ湾。 1892年にジェームズ・セオドア・ベントによりロンドンの大英博物館に寄贈
伝わったのか、自然発生したのか
いままで、
独楽の文化は海外から入ってきたが、
ベーゴマは
日本独自で
海が近かったからこそ発達した遊びだと考えていた。
しかし、
先に、
で書いたように、
世界にある遊びと日本の遊びは
とてもにていて、
そのルーツは
どこが元祖とか言うものではなく、
『子どもたちの工夫する本能』が発揮され、
世界各地で同じような
遊びが起こった
と考えると楽しい。ウキウキする!
話をしてると
『たけとんぼ』もあるみたい。
これからも
いろんなこと情報交換できるのがかなりうれしい!
ベーゴマが世界につたわるぞ!
最後に彼の言葉を
i bambini, come gli esseri umani, sono sempre gli stessi, da sempre, in tutto il mondo
子どもたちは人間と同じように、いつでも、いつでも、世界中で同じです。
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