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ブリューゲル『子どもの遊び』の中で日本探し

徳島鳴門にある
大塚国際美術館。
世界各国の絵画が約1000点以上陶板で
実物と同じ大きさで再現されている。

そこで、みいったのが、
このnoteでも
何度か登場した、
ブリューゲル『子どもの遊び』である。
1560年にかかれているので、
日本ではちょうど桶狭間の戦いの時である。

全体図

上部の建物のひさしの下で、こままわし
(ぶちゴマ)に興じる子どもたちが描かれている。

そこを写真撮ってると
まて、はじめてきづいた‥‥

こままわし そんなとこでしょんべんすんなや!

うえで、
「おしっこ」してるやん笑

おっと、先に出鼻を挫かれたとおもったが
とりあえず
①こままわし
とチェックしておく

ぬぁ?!??

春駒 アラレちゃん1560

こんなところにアラレちゃんがいる
調べてみると、左のオマルから人糞をとりだし
くるくるして、「お粥まぜごっこ」とお粥にもしてあそぶ‥

とか狂気か!
別の研究者は、「棒の先にこの汚物をつけて、
友達の鼻先に持って行って反応をおもしろがる遊び」とある

小学生が
枝にうんこつけて、女子にうりうりして、
帰りの会でチクられて
「〇〇くんが、こんなんしてきます、謝ってください」って怒られるやつだ

400年以上昔から
こどもは「うんち」が好きということにしておこう。

となりの馬に模したものに跨る遊びは日本にもあり戦前とかは
②『春駒』などと呼びまたがってあそんだ

さて、
ほかを見てみよう

竹馬 まとあて 穴一

左に
③竹馬
真ん中付近に
④まとあて遊び(ボーリング的なもの)
その下に
⑤穴一(ビー玉の原型)
この穴一は

ぜにうち さらまわし

ここにもちかいものがある
その上には、⑥「銭うち」をしている
これは、小銭を壁に向かってなげ、近いものが取れる賭け事である。

このへんは、メンコ、ビー玉、おはじきの原型といえる。

そのうえには
帽子を枝でくるくるまわしてる。
一応⑦皿回しとしておこう

おてだま たけとんぼ? シャボン玉

ここでは下の女性は
⑧お手玉をしている
海外ではナックル&ボーンズ、モンゴルではシャガイ羊の関節の骨を使う

机の上には
⑨竹とんぼ?
(糸を引いてプロペラを飛ばすものか、回転させて遊ぶものと思う)
その奥に
⑩シャボン玉

かざぐるま

(11)風ぐるま

水鉄砲

(12)水鉄砲

鬼さんこちら 馬跳び

(12)鬼さんこちら+スイカ割り
(13)馬跳び

胴馬

(14)胴馬
胴馬は、かなりメジャーな日本でも行われた遊びであった。後ろから走ってきて、上に飛び乗り下のを潰す。
怪我がおおかったので禁止された。

輪回し

(15)輪回し
樽のタガをYの字の枝で転がしたり、
自転車のタイヤなどをまわしたりした。

そしてこれ!!
掃除の時間にみんなやるやつ!!

こどもはおもんない時間を楽しくする天才であり
それは1560年から、
なんならもっと前からみんなやってたってことだ。

展示の横にも何個かかいてあった

面白いのは、
中世ヨーロッパと
現在日本に伝わっている遊びに
共通項が非常に多いということだ。

これは、
バックギャモン→版双六
のように、ルールごとヨーロッパから
日本に伝達したものもあれば、

木の実を穴にねらって投げて
入ったものがほかの人のを取れるような
「あないち」的な遊びや
独楽などは自然発生しているのもあるだろう。

1560年
桶狭間の時も
当時の子どもたちは
いろんな遊びをしていたはずだ。

こどもたちが面白いと感じる要素

あてる
ころがす
まわる
かいてんする
バランスをとる
とばす
とぶ
加減する
ほか多数

世界各国で自然発生的に同じような遊びが
楽しいと感じ、たまたま同じような遊びの形になったと考えると楽しい。

児童館で、
たまに海外の子がいても、
気づいたらこどもたち同士であそんでる。
面白いことは万国共通
言葉はいらないんだな


そして、
絵にしろ
文献にしろ
しっかり残さないと
次世代に伝わらない遊びも多いと思う。
もっとしらべていきたいなぁ。

※ここからが拡大しやすいので、他も探してみてね

ほかの人の研究でこんなんあるけど

これが

髪の毛むしりごっこ     って

鬼の所業や

尻打ち    って

髪の毛ちぎったり、
尻みんなで打ちつけられたり‥‥

それは
いじめっていうんだよ
ってだれか1560年に行って教えたって!!

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