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【お腹の痛みと心の弱さ】-03「神さま・・・」

 とてつもない痛みは突然やってきます。

 この苦しみは、他にないのでは?・・・と思うほどの苦しみです。
 今、その苦しんでいるときの私に会うことができるなら、いろいろアドバイスしてあげたいのに・・・と思えるほど、当時の私は苦しみに耐えていました。

 痛みはあるけど、便が出る感じはない。
 ただ、(お腹が)痛い。

 痛みが続く時の私は、こう思っていました。

 「神よ、俺は何か悪いことをしたのか?」
 「誰かを傷つけることをしたのか?」
 「なんでこんなに私を苦しめるんだ」

と、問います。

そして、そのうち

 「神さま、私が悪かったです」
 「もう許してください」
 「これからはもっと良いことをしていきます」

と、許しを請い祈るのです。

もちろん、私は犯罪をしたわけではなく、人を傷つけたわけではありません。
ただ、私の知らないところで、私の言動で傷ついている人がいるのかもしれないと思い、神に許しを求めていたのです。
しかし、祈ったところで痛みが治まることはありません。ただ何かを考えていないと痛みにばかり気を取られてしまいます。
こんな時ばかり神頼みかと自分でも思うのですが、自分の力でこの痛みをすぐに治めることができないため、ただただ祈るしかなかったのです。

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