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だれかにとっての『行きつけの家』をつくり出す|信州まつもとうらまち シェアハウスうら町base #01


シェアハウス。
ぼく自身も21歳の頃から住み込みなどで共同生活をしてきて、長野に移住した地の家はシェアハウスであったこともあったりと何かとぼくは一人で生活するということを長らくやってきていない。

だから何の違和感もないし緊張することもない。

そんなぼくが町に関わりながらシェアハウスを運営する立場になった。
行政、学生、町の人、地域の方、面白いことに群がる人たちがまだ誰も住んで無いのに興味を持ってくれている。


そんな小さな町の一角にできるシェアハウスは
ぼくの住む家になって、これから誰かの住む家でにもなって、だれかが訪れる家にもなって、お好み焼きをジュージュー焼いて小さなコミュニティが出来上がって「今夜は涼しいね、」なんて。缶ビール片手に夏の庭に足を放り投げながらだれかがそんなこと言うんです。

ここが誰かにとっての「行きつけの家」に

シェアする暮らしのはじまり

運営の側にたったこともあるし、住んだこともある
色々な経験をこの三年間積んできてまたしてもシェアハウスを始めようなんて言ってます。
 
場所は長野県松本市、エリアは城東、裏町と呼ばれる町。
松本城の東のエリアで昔はお城に仕えていた人たちが住んでいたとか、明治の後期には小料理や割烹などのお店が立ち並んでいたと聞く場所。
昭和の頃には花街としてスナックが立ち並び、道を歩くにも肩と肩がぶつかるほど人で溢れかえっていた。
そんな今では看板だけの悲しい町となって、夜に光るのはラーメン屋といくつかのスナックだけ、昼間に見えたスナックの看板たちは明かりを灯すことなく朝を迎えるのだ。

そんな ”寂れた町”の名が相応しくなった「裏町」の一角にぼくらの暮らす『うら町ベース』はひっそりと佇む。

そこは「暮らす」ことも「滞在」することも
毎日の「煩わしさ」さえもシェアする家

毎日全ての人に起こる人生の一部を共創して、楽しいも悲しいも鬱陶しいもいろんな感情の共感と反感をくりかえしながらも、結局あなたがいてくれてよかったと言える家になるであろうと勝手ながらに妄想を繰り広げている。

住人は募集をかけようかと考えたけれど、一緒に片付けやご飯を食べていく中でここになら住んでもいいかもしれないと言ってくれる人がいたから、ひとまずは満室。

住人とは別で何か「うら町ベース」に関わってくれる人を探してみるのもいいなと思い、日々お酒を酌み交わしながら思考を膨らませる。


”まち”の中にあるぼくたちの”暮らす家”
”誰か”が何かを求めて訪れる”行きつけの家”

そこに暮らすぼくたちも、そこに訪れる誰かも、きっと何かを探してるんだ


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