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手と仕事

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100人を撮ることになってからからのことやぼくの思想そのものを文章化した。
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#100人

「やらない」を決めた時、仕事が舞い込んでくるようなった|手と仕事 #16

未来のことは未来のぼくがどうにかするだろう、なんて曖昧で無責任なことを今のぼくは口にする。 カメラマンとして活動をしていく中、様々なことを撮影することがあったけれどどれをやるべきで、どれをやめるべきかなんて取捨選択をする理由が必要なのかあの頃の僕には分からなかった。 だって仕事は仕事であってどんな形であっても「カメラマン」として報酬をいただくものになんら変わりないだろうって思っていたんだ。クライアントやお客さんは僕だからと頼んだ人はあの時は少なくかったと思うよ、だってまだ

行動することが結局は一番早く信頼を得る方法 | 手と仕事 #09

めっきり寒い、朝起き上がればストーブをつけて、モゾモゾと夏よりも鈍く起き上がる。 日光のある場所を求めてずりずりと動く。 まだ体温のあがらない重たい朝を迎えた僕はこれでもカメラマンでカフェの人、エプロンをかければカフェの人になり、カメラを持てばカメラマンとして活動する。 僕のカメラマンになるって決めた時のことを書いたnote はこちら↓ カメラマンとして活動していると明言しているのだから、当然お仕事をいただいている。 イベント系のカメラマンであったり、個人の方からご依頼い

カメラを買い替えたら仕事が決まった|手と仕事 #8

どうも、最近めっきり寒くなってきて ホットコーヒーが美味しい季節がやってきたなと感じている、なおとです。 (平然とこんなこと言ってますがまだこんな挨拶は2回目) カフェの店主としての顔をもちながらカメラマンとして活動している中で、すこし前の話になりますが今年一番の大きな買い物でカメラを買い替えました。 結果としては最高の結果になったからよかったですが、買った時は仕事無かったらどうしよう、、、。って本心では焦っておりました。 カメラの限界と、欲求の狭間で カメラとい

チャンスの女神は前髪しか生えてない 手と仕事#6

どうも、皆さんこんにちは コーヒー屋さんだったり、カメラマンだったり なんかよくわからないけどめちゃくちゃ写真撮りまくってるなおとです、編集が死ぬほど溜まっている!! (こんなこと初めて言うね。何事とか思わずに受け止めてね) さてさてこんなふざけた前座はさておき、結構真面目な話をしていくと、みなさん『チャンスの女神』って知ってるだろうか? 女神の髪型は前髪しかない。 チャンスに向き合って、前からしかチャンスは掴めないよという意味なのか、、 とはいえ、突然後頭部つ

フリーランスで仕事する覚悟ってなんなの?| 手と仕事 #5

手と仕事 無償で仕事をする人の手にフォーカスして撮影を始めてから、不思議とカメラマンとして依頼してくれる方が増えてきた。 そして、写真で生きていこう、カフェもやろうって個人でやっていくことをぼくは決めたわけだけどその『覚悟』の話にもなった。 ぼくもね色々悩んだ。本当にこれでいいのかって、本当にこのクオリティでお金をもらっていいのかと、頭が削れそうなほど悩んだ。 好きで始めたことだから、と言い訳をして お金が欲しいわけじゃないから、と好きなことでお金をもらうことにいつ

そのたった一言がぼくの心には必要だったよ|手と仕事#4

カメラマンとして嬉しい仕事を手にした。 とにかくうれしかった。 ずっと関わりたかった団体でずっとやりたかった仕事、憧れなのかなんなのかぼくにカメラを教えた師匠がいる世界に片足を突っ込んだ気がして、とにかく嬉しかった。 その世界には、ぼくの人生の価値観をぶっ壊した人も、カメラの魅力を教えた人もいて、常識っていう概念から逸脱した人たちもいる世界。 その仕事が決まった朝、昔お世話になった人たちに嬉しくて連絡してしまった。 あなたたちのいる世界に足を突っ込むことになった

100%でやれば結果はいつか出るし、見てくれる人はいるよ|手と仕事#3

【100人の手と仕事】をはじめてからはただただ、その人の動きが綺麗で、気持ちがまっすぐで、純粋で、ぼくは羨ましかった。 だから、だれよりも見ていたかった。 誰よりもちかくで熱を感じたかった。 __________________________. 『見ている世界と考えてる世界と生きてる世界が、なんというかキラキラしてるんですね』 とある作家さんがぼくの写真を見て、こう言ってくれました。 始めましての方でしたが、すごくぼくの心を震わせてくれました。 【1

カメラマンです、って言いまくってたらお仕事がたくさん増えた|手と仕事#2

9月も終わって10月。 ぼくの住む町は朝晩の冷えが激しくなってくる頃。 つい3週間前まではセミの大合唱が夏らしさ!ってやつをぼくに知らせまくっていたけれど、今となっては静かな秋の虫がジリジリと鳴いて冷たい空気の中でひっそりと秋を知らせてくれている。 秋といえば、食欲だの読書だのなんだの、色々出てくる!ぼくにとっての秋はやっぱり眠りが心地いいこと。眠る時も起きた時もちょうどいい適温で、特に不快感もなく起きれるってのもいいし、若干夏よりも深くなった気がする眠りの質的なやつも心

まるで旅でもしてるような、|手と仕事#1

つい先月のこと ぼくのカメラマンとしての心を 一心不乱に突き動かす企画が始まった 「ものや空間をつくる人、つくる手」 にピントを当ててアトリエや工房 活動されている場所にお邪魔して撮影する 【100人の手と仕事】   撮影開始がちょうど1ヶ月前の8月23日 始まれば怒涛怒涛、波のように押し寄せる問い合わせのDMにたじろぐぼくをよそに、カレンダーはあっという間に予定がびっしり。   カフェの営業もしながらなので なかなか思うようにいかない日もあったけど ようやく20件ほどの撮