商売人は「儲け」を大切にして欲しい
昔、赤字事業の立て直しに携わった時のこと。
黒字化のために値上げを断行したことがある。
当然、顧客からはクレームの嵐。古くからの顧客や上顧客には個別で説明に回ったが、訴える言われたりもした。ネット上で名指しで批判されたこともある。
それでも、商売を続けていくからには、きっちりと利益を出さなければならない。続けられなければ、結局顧客にも社員にも迷惑をかけてしまう。
前述のビジネスが赤字だった理由はいろいろあるが、ひとつの原因は販売数を稼ぐためのアグレッシブな価格設定だった。
商売をやっていると、高価格を掲げるのは時に苦しい。
だが、価格設定にきちんとした理由があるなら、苦しい交渉の中でもそれを訴え、理解してもらうための努力を諦めるわけにはいかない、と考える。
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