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「毒母」との付き合い方を考える

私の母は、子育てに一生懸命な母だった。
だったというか、現在進行形なのかな。

『毒母』という言葉の本が目につくようになったのは、10年ぐらい前のこと。
私自身も子供を産んで、母親になっていた。

その本がなんとなく気になっていたけど、読んでみようというところまでは辿り着かなかった。


私は1年前から、自分の心が楽になっていくワークをやっていて、
今までになく自分自身に効果を感じていた。

物事の受け止め方とか、見方とか、
自分自身への目の向け方とかかなり変わって生きやすくなってた。
。。。と思ってた。


それが、つい3週間前ほど一気に崩れ去った。

きっかけは母と祖母(母にとっては姑)とのやり取りを
母から聞かされたことだった。


私は10代の頃から、バランスが崩れると、
『あぁ、もう消えたい』
と思うことがあって。
自分でもなんでそんな風に考えるのかいつも分からなくて苦しかった。

この1年その気持ちが湧くことが無くなっていて
「あ、私消えたいって考えなくなってる♪」
と気楽になっていた。


それが母からの電話を受けた後から一変。
一気に闇落ち。

自分の気持ちの処理にどうしようもなくなっていた時に、
息子にブックオフに行きたいと言われ、
一緒に行くと、石原加受子さんの
『すべてめんどくさいと思った時に読む本』
が目に止まり、今の私にぴったりだと思って読んでみた。


石原加受子さんの本はすごく読みやすくて、
今までも数冊読んだことがあった。

今回もすごく自分の今の心境の深いところが分かる感じがして
何回も読んだ。
読んだら心の重みが少し取れている感じがする。


この本の中に親子関係に触れる部分がある。
親子関係が適切ではないことは数年前から思っていたので、
自分なりに解決していってる気がしていたんだけど
今回一気に闇落ちした私の奥底にはやはり親子関係の
根っこがあるんだと思った。

そんなわけで、今まで気になっていたけど手を出すことがなかった
『毒母』の類の本を読んでみた。
これを読むのには結構勇気が必要だった。

勇気が必要な時点でだいぶ危ういなとも思う。

毒母についての解説を読んでみたら、
自分が思っていた以上に当てはまるポイントが多かった。

私は気づかないうちに、母の人生を背負っていたのだと思った。

うん、気づいてもいたかもしれないけど。
見ないふりをしてきていた。

というか、生まれた時からその関係が確立されてる時点で
私は振り返ることもなくそういうものだと思って育っているから
なんともしようがなかった。

本を読んで、要素が分かったところで、
ここからの自分はどう在ればいいのかまだ正直よく分からない。

母に意見を言う=罪悪感
こんな自分から脱却したいことは確かだ。

長年、置き去りにしてきた感情はなかなかすぐには
戻ってこない。

無価値観が尾を引く自分をその時々に一個一個認めていってあげたいと、
とりあえず今はそれしかない。



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