中田裕二「君が為に」は、麻痺してしまいそうな心へのサプリメント
2020年9月9日、各音楽配信サービスにて中田裕二の最新曲「君が為に」の配信がスタートした。
早速その朝、寝ぼけ眼でAmazonMusicのアプリを開いてダウンロードした。
通勤電車に揺られながら聴いた感想を、綴らせてほしい。
とても、とてもいい曲だった。
僕はこの曲を、今、日々の暮らしにちょっと疲れてしまっている人に聴いてほしい。
当てはまる人も、そうでない人もよかったら読んでいってください。
そしてできれば上記のツイート、もしくは下記のYouTubeを聴きながら読んでもらえないでしょうか。
新型の感染症の流行の渦中で書かれたこの楽曲は、まるで祈りのような曲だ。
ここ昨年発売されたアルバム「sanctuary」収録の「終わらないこの旅を」を聴いた時の印象に近いものを感じた。
悪い知らせ途切れない
空の色もすぐれない
今までと違う空気がざわめいて
心に重いものがずしっとくる、色味のない世界を思わせる歌い出し。
しかしその世界は創作ではなく、僕らが今年に入って歩んできた現実の道のりによく似ています。
その重苦しい世界では、漠然とした不安や恐怖から、人が人を目をつり上げて責め立てています。
感染症のせいだったり、そうでなかったりで生活が変わってしまったとか。仕事で荒んでしまったとか。
そういう色々な棘に心がやられ続けると、少しずつ麻痺したように心が弱ってしまいますよね。
そんな中で「君」に対して「僕」は、自分自身のことをもっと大切にしてほしいと思っている。
「自分が悪い」と自罰的になってしまいがち、ポジティブな人でも「もしかして私が悪いのかな」と思ってしまう世の中で。
君には明日を恐れずに、安心した日々をどうか送ってほしい。
そんな風にこの楽曲は歌われていて。
今の世相の中で、大切な人にそう思ったことがあなたにもあるじゃないだろうか。
僕はある。
帰れなくなった故郷の人々に、
暫らく振りに会いたかった友人に、
お世話になった人に、
そして愛する人に。
どうか感染症だけでなく、心も健やかに過ごしてくれていますように。
まるで祈るように、大切な人を想う。
あなたが想ったように、誰かはあなたの安寧をきっと祈っていて。
少なくとも、この曲はあなたの安寧を祈ってくれていると僕は思う。
もし、あなたが日常にすこし疲れてしまったら。
立ち止まってしまったら。
あなたのひとときにこの曲を寄り添わせることを、おすすめさせてほしい。
ファンとしてだけでなく、純粋に、そういう人に聴いてほしいなと思ってこの記事を書きました。
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