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社内新規事業として立ち上げたマムズラボを分社化するまでの経緯【その1】

こういうのが続かないタイプなのでブログとか書くのはやめておいたんですが、あと10年20年たった時に思い出せるようにしておきたいなと思い、雑でもいいから書き留めておくことにしました。ちなみに写真は法人化した最初のオフィス(というか会議室だけど…)です。初月予算達成したらプリンター買うぞ!と言って買ったのがいい思い出だ。

マムズラボという会社は、社長の佐藤(以下面倒なので普段通りにのさんと呼びます)と副社長の僕が共同代表として立ち上げている会社です。フリーランスのママクリエイターが全国で350名程度所属しており、在宅でさまざまな企業のWeb制作やマーケティング、商品開発などのプロジェクトを行っています。

今回は、社内新規事業として立ち上げたマムズラボを、分社化するまでの流れをまとめてみました。自分たちであとで振り返ることができるように、という目的で書いていますが、社内で新規事業に携わる人や独立を考えている人に、多少なりとも参考になれば。あと、これを見てマムズラボで一緒に働きたいという人が出てきてくれたらうれしいです。

事業アイデアを考え出す(2015年4月頃)

僕はもともとSBヒューマンキャピタル(以下SBHC)という人材ビジネスの会社で経営企画部門とマーケ部門を見ており、2014年からはギルドワークスというエンジニアチームを子会社として立ち上げ、取締役として入っていました。

ギルドワークスでは全国各地に在住するフリーのエンジニアがチームを作ってクライアントの開発プロジェクトを手掛けるのですが、マッチングプラットフォームではなく、事業者が納品責任を負う形式のビジネスモデルです。ただし、開発プロジェクトはすべてリモートで行われ、都度最適なチームを作って取り組みます。

ギルドワークスのビジネスモデルは、オープンなプラットフォームでないが故に価格破壊が起きない強みがあります。一方で全国にエンジニアネットワークを持っているため通常のSIerのように自社リソースの限界で受けられないということが起きず、クライアントニーズに応じて開発チームを拡張することができます。

このギルドワークスは想像以上に立ち上がりが早く、開始1年で安定収益化と今後の成長が見えてきました。まあ正直僕は最初のきっかけ作り程度の役にしか立たなかったので偉そうなことは言えないんですけど。。

ギルドワークスの成長を眺めながら、次はこのモデルを別ジャンルに展開しよう、と考えていました。

選択肢は他にも色々ありましたが、「ママ」という領域でギルドワークスのようなビジネスモデルでやろう、エンジニアに次いで人材不足なクリエイター領域でやろうと決めました。

僕の年齢的にも、大学や地元の同世代の友人がママになっているケースが多く、せっかくキャリアを積んできてもフルタイムで働けないがゆえにキャリアが断絶してしまうことがあったりと、非常に課題感がある領域だったことが大きいです。

にのさんとの出会い(2015年6月)

そうするとまず必要になるのがママのクリエイターコミュニティです。一緒に立ち上げる仲間を探すべく、ひたすら「ママ クリエイター」とかでググってコンタクトを取って会いに行く日々。数十人のママ起業家やコミュニティリーダーの方にお会いしました。

そんな時に、当時ソフトバンクの社長室にいた三倉くんに紹介してもらったのがにのさんで、初対面は新橋にあるArt for Thoughtという店での食事でした。

僕もにのさんも若干人見知りがちで、商談以外の初対面の場ではあまり積極的に話さないので、三倉くんがほとんどしゃべってる感じなんですが(笑)、にのさんは当時ママクリエイター20~30人くらいの任意団体をやっていたので、いったん僕の決裁権の範囲で発注できる少額の仕事を試しに依頼してみることにしました。当時はマーケ部門でディスプレイ広告用のバナーをたくさん作っていたので、それを依頼してみることに。一緒に仕事をしてみなければ、スピード感、品質、仕事への熱量はわからないですし、たとえ数万円の仕事でも十分に理解し合えると思います。

ちょっと話はそれますが、M&Aや業務提携、アクセラレータープログラムとかを担当するセクションの方には、この「相手先と少額でもまず商取引を行う」というやり方はマジでおすすめです。多くの会話より、色んなことをお互いに理解し合えます。

ぶっちゃけ、最初のにのさんとの案件はあまり良い形で進んだわけではありませんでした。担当したデザイナーの相性もあると思うんですが。でも、不満を伝えた時のにのさんの対応(コミュニケーション、スピード、リカバリーの仕方)からはとても覚悟感と誠実さが伝わり、この人なら一緒にやれそうだなと思いました。そういう風に考えると、最初ちょっとトラブったりするくらいのほうが、お互いに深く理解しあえるので結果的によかったのかもしれません。

テストマーケ開始(2015年9月〜)

ちょうど同時期にグローバルステージの大洲さんや岩堀さん(今もマムズラボのPM・プランナーとして活躍いただいています)とも出会い、一緒にやれそうだなとなったため、いよいよ事業そのものを立てつけていくことにしました。15年7月・8月で売上、粗利、営業利益の計画とビジネススキームをまとめ、社内承認を取り進めていくようになったのが、2015年9月頃。ペライチでさくっと作ったLPで営業していました。ただ、当時はマーケ部門の仕事やほかの投資案件も進めていたので、自分のリソースの2割~3割くらいをこのプロジェクトに割いて進めていたような形です。

この次は社内新規事業として正式事業部化、そして法人化する過程なんですが、疲れてきたのでまた次回に!

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