Florianópolis、通称Floripaフロリパ
クリチバ出発。
朝5:50に起床し、バジ君(犬)、
友人たちにお別れのハグをしてバスターミナルへ。
調子に乗ってコーヒーとポンジケージョ頼んだら
両手がいっぱいになって
スーツケースやらとの両立に手こずった。
ブラジルのテイクアウトコーヒーあるあるなのか
基本フタがないから揺れたらこぼれる。
すれ違う人々もコーヒー津波をたくさん起こしていた。
見てるだけで手が熱そうだった、
「お前も仲間か・・」と心の中でエールを送る。
7:00にフロリアノポリス、(通称フロリパ)行きの
バスに乗り込む。
強烈な声量のおばちゃん軍団が前方に乗っていた、
何やら楽しそうだが
最大音量で話さないと負けゲームでもしてんのかw
ってくらいうるさくて私たちの中で話題に。
10列くらい離れてて命拾いした。
フロリパ到着。ヒッピー小屋へ
12:30すぎにフロリパへ到着。
夫の大親友が住むフロリパ。
親友家族も同時期にフロリパ訪問中であることが発覚し
彼らの自宅には泊まれなかったので、
とりあえず同じ地区に安宿をとろうということで
「São João do Rio Vermelho」という地区に
土地勘もないまま、予約をとった。
Google mapとの相性が悪く、
そして宿のオーナーがくれた
「宿にくるまでのヒント」的な写真や文章が
「脱出ゲームのヒント・・?」「クエスト系な挑戦・・?」っていう
不明瞭さで
なかなか宿を見つけられず2-3kmほどさまよい続ける。
砂漠というか、砂浜っぽい質の地面で
こういう時にスーツケースは大変だ。
20mごとに休憩をとりながら進む。
さっきよりは道が整ってて最高、と歩き進めるものの
さすが高級住宅街。
8割方いかつい番犬飼ってて、
めっちゃ吠えられる。
犬から犬へ、様々な犬種に
様々なトーンで吠えられ続ける。
寝不足のメンタルに堪える。
泣きっ面に蜂、泥道に番犬。
Uber30分、徒歩で更に30分の道のりを終え
これから1週間滞在する宿、
Castelinhoに無事到着した。
そうこうするうちに
ヒッピーのオーナーが仕事から帰ってきた。
「君たち久しぶりのお客さんで
昨日予約もらってからバタバタしちゃって!
ガスとか用意するね、
おっとその前に馬に餌をやってくるぜ!」
と消えていった。
そういえばこの宿、鍵も開けっ放しだったし、
ヒッピー文化なこともあるかもしれないが
フロリパの治安を示しているなぁ。。
同じ国なのに、サンパウロと違うねぇ、とかなんとか
言い合いながら荷物を降ろしホッと一息。
散策。とにかく歩いた1週間
腹減ったなぁということで一番近くにある
パステウ屋へ。
近いといっても2km先。
ヒッピー小屋のある
「São João do Rio Vermelho」滞在中は
とにかっく歩いた。
ちょっと家の外に出てスーパーに行く、
水を買う、バスに乗る、
何をしようとしても
とりあえず2km歩かないと何も始まらない場所に
宿が位置していた。
しかも我々の滞在時には水道管かなんかの工事をしてて、
宿がある通りに幅4メートル程の大きな穴が数か所あり
車やバイクで近くまで行けない、などの事情があった。
到着してから不便さに気づく。
(Booking.comのレビューは隅から隅まで
見ることの大切さに気付きました・・)
最初の数日は自分たちも気づかないまま、
こんなもんか~と歩いていたが
3日目くらいに
「・・ところでうちら最近すごく歩いてないか、
足痛くね?」と地図で確認して腑に落ちた。
近くのバス停までの往復で最低5km、
近くのビーチを訪れたり観光もしていたので
1日10kmは優に歩いていた。
(ちなみに全然関係ないが
伊能忠敬は1日40km程歩いていたらしい。)
フロリパはバスもあるけど、
とりあえずでかい島なので(沖縄の10倍以上だったはず)
目的地によってはUberを駆使したり、
車やバイクがある方が
観光しやすいところだなぁと個人的に思いました。
ということで岡山の車社会で
すっかり甘やかされた私、
気合いを入れて歩く。
フロリパ初日の夜は友人夫婦とビールを飲みに行った。
Templar Bier BrewPub Cervejaria Artesanal Bar e Restaurante
旦那さん:ブラジル人(夫の親友)
奥さん:スペイン人
2人はオーストラリアで出会い、
スペイン在住を経て現在はフロリパにて
猫と暮らしているそう。
国際結婚、どこの国に住むか問題、
仕事、ブラジル・スペイン・日本のビザ事情を比較したり、
色々タメになるお話を聞くことができた。
少し酔って2時頃帰る。
フロリパで目覚めた朝
朝起きて明るい陽の光を楽しみながら
外をふと見るとヒッピーの見た目の男性が。
オーナーかと思って挨拶しに行くと、
これまた別のヒッピーマンだった。
大きい瞳、濃いヒゲ、ファッション、が似ていて
寝起きの私には見分けれなかったよ。
ちなみに彼は、私たちの宿の裏にある小屋に住んでいた。
同じ敷地に
①オーナーヒッピー、
②今朝会ったヒッピーマン、
③私たちの宿
があるということをやっと理解。
裏庭でキャンプファイアーしたりするらしい。
その後もこの敷地には
見知らぬ犬や猫や人々が出たり入ったりしていたので、
やはりここはヒッピー村と呼んでも問題ないだろう。
朝ごはんの後は
BEST BODY LIFE、KEIKOさんの
YouTubeチャンネルを見ながらエクササイズに励む。
ジムには2か月以上通っていないけど、
たくさん歩いているし
自宅トレもちょくちょくするよう、心がけている。
おかげで(?)パステウなどの揚げ物や甘い物は
日本に居た時より食べまくっているが
何とかデブなる成長はまぬがれている気がする。
私は20代前半、162cmの身長で70kg以上
体重がある時代があったので気が抜けない。
旅行中は床やスペースの環境がコロコロ変わるので
立ったままできる筋トレの動画などは
非常に助かるなぁ、と感謝しながら体を動かした。
ハイキング Trilha Antenor de Souza Conceição
昼過ぎ、宿からすぐ近くの
砂丘(Dunas Ingleses/Moçambique)&
ビーチ(Praia do Moįambique)へハイキングに。
砂丘ゾーンを越えて
ビーチを目指します
宿に帰り、晩ご飯。
1袋1レアル(約25円)の
トマトソースを使ってパスタを作る。
正直、安すぎるだけあってソース自体は微妙だったが
このpimenteソース様のおかげで食べれる味に。
現金無いと身動き取れないトラップ
次の日の朝、
幼なじみとのビデオ電話に向けて早起き。
元はといえば、彼女に伝えたいけど
リアルタイムでは伝えきれないことがたくさんあるなぁ、
と思って色々書き留めたくてこのnoteを始めた。
現在彼女は四国で1歳児の母をしていて、
遠く離れた今も写真を送り合っている。
夫婦同士4人で仲良くさせてもらっているので
みんなでビデオ電話して
日本を懐かしく思い出して(ラーメンとうどん食べてぇー)、
なんだか元気出た。
フロリパに到着してから知ったのだが
フロリパ版交通カード(日本で言うICOCA/SUICA)は
何故かセントラル駅でしか入手できないそうで・・
一旦カードをゲットできるとオンラインでチャージも可能なのだが
セントラルに行くためにとりあえず現金でバスに乗りたい、
でもキャッシュアウトできない、というジレンマに陥る。
歩き疲れてトイレにも行きたいし
一旦帰るど~。
昔、ベランダからこうやって「いい人居ないかしら~」と
女性(特にminas gerais州)が耽る姿が
よく見られたことが、この置物の起源だそう。
初めて見た時は本当の人間かと思い、
びびったものよ。
おとなしく宿に戻り、ゆっくりパソコンぽちぽち。
私はクタクタでもう歩けぬ~。とそのまま床についたのだが
夫は夜、友人の家まで歩いて行っていた。
体力の違いを真摯に受け止めようと思う。
私はその間、一人時間を存分に楽しんだ。
ブラジルに来てから
はまって観ているYouTubeチャンネル
・グルンちゃんねるさん(ネパール在住系
・ノージョブフドウさん(IQ高いクレイジー旅人系
・露天商しらすたろうさん(ブラジル田舎在住系
これらのチャンネルを見て癒されたり、
生きる勇気をもらっている。
真夜中、夫がなかなか帰ってこんぞ、
LINEも返ってこんぞ…と少し不安に思っていると
「んヴぉヴぉーーーーうぉ」という
成人男性の叫び声のような
苦しんでいるような音が聞こえてきて・・
「まさかあの下水道工事の穴に落ちて、
助けを求めているのか・・?」と
ハラハラしているうちに
彼無事帰還。
同じ音というか叫び声が間もなくして聞こえてきたので
「これ何の音?」と聞くとなんとニワトリと犬が一緒に
鳴いている声でしたわ。
また一つ学んだなぁ、みつを。