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かかりつけの歯医者をもとう

看護師保健師の資格を持ち、総合病院の歯科口腔外科で働いています。

患者に最後に歯医者に行ったのがいつかを聞くと、「10年以上前」「覚えてないくらい昔」という人がとても多いのが実態です。

しかしどんなに歯磨きをしても、歯石は溜まります。歯磨きのプロである歯科衛生士でさえ、2ヶ月に1回は歯石取りをします。

イメージして欲しいのは、どんなに靴下を綺麗に洗ってても数ヶ月すると茶色く汚れがついてきますよね。歯もそういうことです。
汚れが落ちない靴下は捨てればいいけど、歯は一生もの。捨てて新しいものを買えません。

歯のメンテナンスは特別なことではなく、誰もがやるべきことなのです。
怠ると虫歯や歯周病で歯を抜くことになります。私の働く口腔外科では、手術の9割は抜歯です。(他は口腔内がん、顎関節骨折など)
それだけ歯を抜かなければならない人は、大勢いるのです。

しかし日本で生まれ育った私は「定期的に歯医者に行きましょう」なんて誰も教えてくれなかった。歯の磨き方だって、小学校で一度習ったかどうかという記憶。
多くの人がそうなのではないでしょうか。

この記事を読んだ今からでも遅くはありません。かかりつけの歯医者をもち、定期的に歯のクリーニングに行きましょう。


追記ですが、子育て世代の方々にも声を大にして言いたい!医療費無償の家庭は、歯医者での子供の歯科健診も無料です。(我が家はそうでした)
是非、幼い頃から歯医者を身近な場所にしてあげてください。
その子の生涯の口腔内の健康に繋がります。

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