直島コメづくりプロジェクト

直島コメづくりプロジェクトは、直島町積浦地区に広がる休耕田・積浦田園を舞台としたアート…

直島コメづくりプロジェクト

直島コメづくりプロジェクトは、直島町積浦地区に広がる休耕田・積浦田園を舞台としたアートプロジェクトです。2006年に行われた展覧会「直島スタンダード 2」に関連して企画し、荒れ果てた土地を再び耕し始め、途絶えつつあった直島のコメづくりを復活させました。

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2022.11.01 10/30稲刈りイベントを振り返って

稲は少し収穫時期を過ぎ、緑色から黄金色に変わっている。その稲原に向かって、子供も大人も一様に鎌をもって立ち、一斉に刈り始めた。刈られた稲は束ねられ、稲架(はさ)に干されていく。稲架は竹や丸太で組まれており、色味に欠けた木組みが徐々に黄色く色づき満たされていく様は、達成感と高揚感を生んでいた。 子供たちは夢中に刈ったり、稲穂をもって振り回したりしていて、それが楽しそうに見えて、周りも楽しくなった。 干されたコメは、この後、天日を受けて少しずつ乾燥していきます。それと同時に少

    • 2022.10.27 収穫

      コンバインがカラカラと音を立てながら稲を飲み込んでいきます。 コンバインの中で穂軸から籾が分離され、 この後、穂軸を含む茎は藁に、籾はコメになっていきます。 藁は田んぼに撒かれ来年のコメの肥料になります。 おコメはもちろん、糠も籾殻も藁も余すことな使っていきます。

      • 2022.10.20 続く稲刈り

        瀬戸内地域は降雨量が比較的少ないとされています。直島も夏季には雨があまり降らず、地面がひび割れて、それでも降らず中々「喜雨」には恵まれませんでした。そのため、ため池の水を頼りに夏を乗り切りました。 秋季になり、「秋出水」のような大雨ではありませんが、「秋雨」がぽろぽろと続きます。そのせいあって、気温はぐっと下り、田んぼに水が溜まって地面が乾かず、収穫が思うように進みません。 晴れや雨のおかげでお米ができるわけですが、その逆もまた然りで、自然の厳しさを感じます。

        • 2022.10.18 もち米

          赤米の収穫が終わり、田んぼ1枚がさっぱりしました。 雨が過ぎ去り、晴れ間が戻ってきました。雨の間、干している稲に覆い被せていたシートを取り外すと、心地の良い乾燥した藁の匂いが香ってきます。もうすぐ、乾燥も終わりです。 そしてまた、今日はもち米も一部収穫を始めました。うるち米と比べて、少し穂が白っぽい印象を受けます。このもち米は12月の餅つきで使うお米です。今年は、イベントとして餅つきを行う予定ですので、時期が決まりましたら、ご案内をさせていただきます。

        2022.11.01 10/30稲刈りイベントを振り返って

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        • ベネッセアートサイト直島
          3本

        記事

          2022.10.15 稲架掛け

          うるち米の収穫を一部始めました。赤米の隣に並べると色の違いがよく分かります。3月から土を耕し、苗を育て、田植えし、草刈りをして、、とても時間をかけてここまで来ましたが、振り返ると一瞬のように感じます。 稲が色づくに連れ、あぜ道では秋の花も咲いています。涼しい風と温かい日差しを浴びながら、自然の恵みを感じつつ、今日も収穫していきます。

          2022.10.13 稲刈り

          10月に入り、田んぼ全体が黄色く色づいています。今日から一足お先に赤米の収穫を始めました。赤米は初めての試みでしたが、思っていたよりも実るものですね。籾を外してみると、少し赤く、可愛らしい見た目でした。明日からは、うるち米、もち米の収穫を行っていきます。10月30日には、コメの体験「稲刈り」イベントも開催を予定しています。

          直島コメづくりプロジェクト

          直島コメづくりプロジェクトは、直島町積浦地区に広がる休耕田・積浦田園を舞台としたアートプロジェクトです。2006年に行われた展覧会「直島スタンダード 2」に関連して企画し、荒れ果てた土地を再び耕し始め、途絶えつつあった直島のコメづくりを復活させました。お米を収穫するだけでなく、知識や感覚を学び、実作業を通して暮らしや生き方を考え、島の文化を見つめなおす――。そのようなきっかけの場となることを目指しています。 直島コメづくりプロジェクトでは、一年を通じてコメづくりの文化を体験

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