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冬・北海道を鉄道旅するならこれもってけ、的な話【後編】

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

さて、昨日急に思い立って「冬・北海道を鉄道旅するならこれもってけ、的な話【前編】」というのをUPしましたが、その後編です。
前編では、冬に限らず北海道を鉄道旅するのに必要なものを挙げましたが、後編では「冬ならでは」の鉄道旅必需品をUPしたいと思います。

とにかく北海道の冬の鉄道旅は、雪と寒さと貧弱な待合設備と遅延・運休との戦いですw
それに備えるためのツールを挙げておきたいと思います。

冬の北海道ならこれは必需品!編

1.使い捨てカイロ

暖を取るための必需品ですね。各種量販店でもコンビニでも手に入るので、現地・北海道入りしてから調達しても大丈夫です。
但し、1個や2個では足りません。10個入りくらいのものでも2日くらいしか持たないでしょうから、多めに入手することをおススメします
種類も、単純に手を暖めるだけではなく、衣類(肌着など)に貼るタイプや足用(靴下に貼るタイプ)など、いろんなタイプがあるので、それらをうまく組み合わせて使用しましょう。

多めに必要な理由として一つ目に挙げられるのは、1日に何個も使い倒す可能性が高いことです。
丸1日使えるタイプとうたっていても、寒さで1日持ちませんので、一日に複数個使うことがあります。
また、昨日のエントリーにも書きましたが、カメラ類のバッテリーの機能低下を防ぐためにそれらを暖めるために使用する、という用途もあります。
先日の旅では、2日間の間に手持ち用のカイロを6個、足用を8個使いましたw(両足のつま先の上下に貼って1日4個×2日)

2.スノートレ

雪のないエリアに住んでいらっしゃる方にはあまりなじみがないかもしれませんが、スノートレとは「スノートレーニングシューズ」の略で、その名の通り冬用のトレーニングシューズのことです。
靴底も滑り止め効果がある仕様になっているので滑りにくく安全ですし、靴の内部も熱を逃さない構造になっているので冷えにくいです。
ただし、スノートレの中でもくるぶしまでカバーするタイプを推奨します。フツーのスニーカーのような形のものもありますが、駅のホームや駅周辺を歩くときに、除雪が行き届いていない場所を歩くこともありますので、くるぶしまでカバーするくらいのものを履けば、靴の中に雪が入ることを防ぐことができます(それよりも雪深い所を歩くことになったら無意味ですがw)。
冬用の長靴でも良いですが、ちょっと大きな街の中を歩くようなシチュエーションになった時、若干恥ずかしいですw(北海道人は除雪作業時などにしか長靴を履きません)
長靴をチョイスする時は、ボア付きだとか、長靴の中が防寒仕様になっているかをチェックしましょう。

3.ダウンコート

ダウン系のウェアはやはり温かいですし、ダウンコートの場合は足元までカバーでき、足元の寒さも防いでくれますので、ダウンコートがおススメです。
ダウンジャケットでは足元が冷えますので防寒着として、足元が冷えないためのものを別で用意しないとなりません。
あと、スキーウェア上下みたいなのを着ている方も見かけますが、北海道ではそんな恰好するのはスキー場だけですから、北海道人から「ああ、道外から来た人だな」と見破られますw
別に見破られてもいいかもしれませんし、防寒力もそれなりにありますが、トイレに行くときに脱ぎ履きしにくいという大きなデメリットがありますので、ダウンコートの方を推奨します。
あと、ダウンコートは、列車などに乗った後にブランケット代わりに羽織ることができます。列車の中は一応暖房は効いていますが、車両の出入り口付近の席になると、ドアが開閉する度に冷気が入ってきて結構寒いですし、最近は暖房が特に行き届いている特急列車であっても、コロナ対策で定期的に換気をするため社内温度が下がるケースがあるので、上からオフトゥンのように羽織れるダウンコートの方がおススメです。

4.スパッツ(スポーツ・アウトドア用)

ダウンコートやカイロで温めても、足元はそれでも寒いです。なのでパンツの中にスポーツやアウトドア用のスパッツで体温低下を防ぐ対策も必要です。俗に言う「ももひき」みたいなものは、保温効果があまり高くないので、できればスポーツ・アウトドア用のスパッツを履くと温かいです。
札幌圏などの大都市に行く場合は、駅周辺に大きな商業施設があったり、地下道などで風や寒さを避けることができるので、そこまでの装備はいらないかもしれませんが、無人駅に行く予定がある場合や、道北や道東方面の北海道の中でもさらに寒冷地帯に行く場合は必携です。

5.耳当て・ニット帽

3.で推奨したダウンコートであればフードが付いていて、頭の寒さや雪をしのいでくれますが、フードでは耳をしっかりカバーしてくれないので、極寒の地では、耳がちぎれるんじゃないかというくらいの寒さに襲われます。
なので、耳だけをカバーできる防寒具として、耳当てやニット帽が必要です。

6.スマホ対応手袋

極寒の地に来るわけなので、手袋は必携です。ですが普通の手袋ではなく、スマホ対応手袋が必携です。
昨日のエントリーにも書いた通り、駅のホームなどでスマートフォン・タブレットを使い列車の遅延情報などを収集したり、屋外でさまざまな撮影をする際に、いちいち手袋を脱いだりしていては面倒ですし、ちょっとした操作のために手袋から素手を極寒の空気にさらすだけだったとしても、数分で手がかじかんで操作ができなくなりますw
同様の意味で、スマートフォン操作用に指先が外に出るタイプの手袋もお勧めしません。そんなものを使っていたら凍傷まっしぐらですw
私は普段指紋認証でロック解除するスマートフォンを使っていますが、当然手袋をはめたままだと指紋認証できないので、寒い時は割り切って手袋をはめたままパスワードでロック解除していますw

7.おまけ

ここまでは、冬の北海道の鉄道旅(鉄道旅に限りませんが)に必携のものを紹介してきましたが、このおまけのコーナーでは冬の北海道を旅する時に使用を避けた方がいいものを一つ紹介しておきましょう。

それは、キャリーバッグです。

乗り鉄旅をする人でキャリーバッグを使う人は見たことがない(乗り換えが激しく乗車・降車の際に却ってフットワークが落ちるから)のですが、普通に冬の北海道を観光する時、札幌市内中心部しか移動しない(札幌駅に着いてから札幌駅周辺のホテルに移動するまで)であればよいですが、それ以外の場所に行くのであれば、できれば使用を避けた方がいいです。
おススメしないのは、雪の中でキャリーバッグを転がすことが困難なのが理由です。
キャリーバッグの車輪は、地面との摩擦で転がり、結果荷物が運びやすくなるのですが、雪の上では車輪が上手く回らず、結果荷物を引きずることになり非常に重たくなるのが理由のひとつです。
もうひとつは、積雪地の歩道は都市部を除いて除雪が行き届いていないケースが多く、キャリーバッグを引っ張って歩くほどの道幅が確保されていないため、引っ張って歩くのが非常に困難で、結果手で持ち上げて運ぶことになります。
キャリーバッグは、多くの皆さんが大量の荷物を詰め込んでいるので重く、長い距離を持ち上げて歩くのに適していませんし、雪の中引きずって歩くと、キャリーバッグの中に雪や、それが解けた水が浸入し、荷物が濡れてしまうことがあります。
※たとえボディーが金属やプラスチックであっても、ファスナー部分から浸水してしまう可能性があります。
冬の北海道を旅する際は、バックパックやボストンバッグなどでお越しいただくことをおススメします。

いかがでしたでしょうか。
冬の北海道の鉄道旅を前提に必需品を記しましたが、鉄道旅でなくても必要なツールだと思いますので、これから北海道にお越しになる方は、是非参考にしてください。

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