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‘23.11.02 【日本語】連声の有無 

「連声 れんじょう」とは、前の音節が「ン」または「チ」「ツ」である時、ア行・ヤ行・ワ行の音に続くと、ナ行・マ行またはタ行の音に転ずる現象です。

では、問題です。デデン♪仲間はずれを当ててください。

1 隠密
2 経年
3 出納
4 反応
5 珍味

連声の話になると、日本語にもリエゾンがあることを教えてくれたルーマニアの留学生を思い出す。

当時、英語でフランス語を勉強したくて勉強会を企画した。その講師をしてくれたのが彼だった。

詳しくは忘れてしまったが、叔母さんがパリに住んでいて夏休みなど必ずフランスで過ごしてフランス語が話せるようになったらしい。お金持ちのエリート家族なのだと思う。本人も優秀で日本の国立大学の経済学部を卒業して、更に上!の違う国立大学の大学院へ進み日本文化の研究をしていた。

彼曰く。「日本語にもリエゾンがあります。細かく言うとアンシェヌマンですが…」

そう言う訳でまずはフランス語のリエゾンとアンシェヌマンの違いの説明も。

先行する語の語末子音と後続する語の語頭母音が連結して1音節を作る点は同じであるが、先行語を単独で発音する場合に、語末の子音字を発音するのがアンシェヌマン、発音しないのがリエゾンである。

* アンシェヌマン: il a(イラ)に対し、il 単独なら「イル」。lは発音される。
* リエゾン: vous aimez(ヴゼメ)に対し、vous 単独なら「ヴ」。sは発音されない。

彼は例として「天皇テンオウ→テンノウ」「観音カンオン→カンノン」「安穏アンオン→アンノン」「因縁インエン→インネン」を教えてくれた。

ここまで来たら答えはもうお分かりですね。4 反応ハンオウ→ハンノウですね。

コツとしては、2個目の漢字が母音で始まっているかをまず探すと早く見つけられると思います。

そうそう。リエゾンと言えば韓国語。以前日本語がネイティブのようにお話される韓国の方が、「シノクボで何々したんだけれど…〜」とおっしゃられたので、どこか地方に旅行に行かれたのかなと思ったら、「新大久保」だった。

韓国語もフランス語のように語と語も連音化する。私は漢字語と同じくらいの連音が好きだ!最後になぜか告白…笑😆

では、またいつかどこかで。

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