芥川龍之介 「桃太郎」
初めて、読んだ。
10代の頃は、昭和の学生によくある三島由紀夫、太宰治文学など日本文学を一通り読んだつもりだったのだけど。芥川のこれは大正13年(1924年)に「サンデー毎日」臨時増刊号に掲載されとある。当時日本政府が中国に侵略したことに対しての寓話(?)。
極楽鳥が飛び回るような平和な鬼島へ、「鬼ヶ島を征伐したい」(芥川龍之介 桃太郎 Kindle版 より)という全く理不尽な理由で海を渡った桃太郎の話。
全くもって、今の世界事情と重なって遣る瀬無い気になっちゃうよ。人類ってこの世界で、一番の悪なのかもしれない。
*参考資料のリファレンスは、イタリック表記されるべきですが、noteにはイタリック表記がないようなので普通表記にしてあります。
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