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愛すべきベルギー映画、ジャコ・ヴァン・ドルマル。

ベルギー人映画監督ジャコ・ヴァン・ドルマル。彼の作品は宗教的な要素があるのに愉快で楽しい。空は鮮やかな色彩に彩られ、古風でポップな歌が流れれば花々も一緒に揺れて踊る。

これが彼独特の感性なのかと思っていたけれど、どうやらそうでもないらしい。WOWOWで企画されている町山智浩さん(映画評論家)の『映画塾!』にて彼の1作目である『トト・ザ・ヒーロー』が取り上げられていたの見て知った。

彼の生まれ故郷であるベルギーの国柄が関係しているようだった。

正直ベルギーという国がどういう文化なのかは詳しくはないが、絵本と御伽話が有名な国だそうだ。自分自身、映画を見る上で作家性(監督が誰なのか、どんな経歴なのか、etc)はかなり気にするほうだが、国の文化までは考えていないことが多い。まぁ、そんなに深いところまで気にして見る人は、世間的にはよっぽどの変わり者になるだろう。

彼の作風がずっと好きだったが、もしかするとその作品から見えるベルギーの国柄も好きだったのかもしれない。彼以外にベルギーの監督には詳しくないので断言はできないが。

日本の映画マーケットでイギリスやアメリカはもちろん、フランスなどの限られた国がそれぞれのジャンルとしてある程度の地位を確立できているように、他の国の秀作ももっと日本で広まれば嬉しい。

洋画需要が落ち込む今の時代厳しいか…。

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