見出し画像

2024年5月振り返り(タイ起業日記)


今月のニュース

トライアルツアー実施

正式サービス展開に向け、トライアルツアーを実施しました。タイ旅行関係のお仕事をされている方、ミャンマー料理研究家の方、コンサル会社勤務の元上司、メーカー勤務の元同期の4名の方に来てもらい、2泊3日でプログラム体験をしてもらいました。

トライアルツアーの概要やコンセプト、スケジュールはこちら↓

以下のようなコンテンツを体験していただきました。

1日目:村到着、カヌー、歓迎の儀式、夕食

到着後、村の看板にて
夕暮れを楽しみながらカヌー
村の歓迎の儀式

2日目:少数民族市場散策、森散策&食事づくり、ムーガタ

リス族やラフ族、アカ族などの少数民族が集まる市場
竹の鍋づくり
竹鍋で煮込んだスープ(上)と豚BBQ(下)

3日目:村の伝統料理作り(こんにゃく・カオソーイ)

マンゴー農園訪問

メモ:残念ながら?マンゴーはまだ熟していなかったのですが、3種類のマンゴーがどのようにできるかを見学してもらいました。「日本人からすると熟しているのを食べたいと思う方もいると思うけれど、熟してないものをそもそも知るのができた。普通は熟したものしか食べないからむしろいいのでは。」というコメントももらえました。

てこを使って、こんにゃくを抽出
出来上がったこんにゃくの和え物

参加者の方のフィードバック(良かった点)

Aさん
今回は人生で最もディープなローカル旅になり、とても楽しく貴重な経験ができました。タイルー族の皆さんと生活を共にすることで、まさに異日常を過ごすことができました。また、改めて自身のいる環境がいかに恵まれているのか、また人間という生き物の順応性の高さなど、いろいろと考えさせられるきっかけにもなりました。総じて人生にとって大きなプラスになる旅だったと思います。

Bさん
①料理づくりと②今後の村の話がとても印象深かったです。①料理づくりは山での竹細工や山菜の収集等も含め、その土地の暮らしや気候、文化を反映していて、その解説等は非常に興味深かったです。
②今後の村の話として、村外や今回のような外国人旅行客との交流など何を目的とし何を行おうとしているのかという部分が興味深かったです。

Cさん
今回の旅はタイルー族の生活文化を直近で体験できる貴重な旅となりました。そのようなツアーがほとんどない中でとても貴重な体験ができたと思います。また、村の皆さまの心遣いや優しさにもたくさん触れることができました。特に印象深いのは山の中で食べた野営ランチです。

フィードバックを踏まえた改善点

良い点だけでなく、以下の改善点も参加者の方からいただきました。

  • 事前の情報展開:必要・不要な持ち物の明確な伝達や森散策のレベルの共有など

  • 安全性:山散策や移動時の安全性の改善

  • 事前のすり合わせ:スタッフや村の方との事前調整

  • 参加者の多様性への対応:体力差や趣向の違いを考慮した事前の準備

  • 衛生面:シャワールーム・トイレの環境改善

「安全性」を最重要事項として、各項目を改善中です。

トライアルを回すことがプロダクトづくりにおいて一番効果的であることを体感することができる時間となりました。

一般公開するにあたり重要なこともより明確になってきたので、しっかり対応していきたいと思います。

今月の「人」チャイさん

今回は私が一番お世話になっているワンパイ村のリーダーであるチャイさんを紹介します。

基礎情報

チャイさん

本名は Supachai Siopas。43歳。二児の父。
村の文化体験プロジェクトのリーダー。その他村のゴミ処理プロジェクトや山火事防止活動のリーダーなども務め、村の中心人物。
好きな日本の映画は「おっぱいバレー」

チャイさんと私の出会いと今まで

私がチャイさんと出会ったのは、チェンマイでお世話になっているモントリーさんの紹介です。モントリーさんはチェンマイで日本食レストランのオーナーをしており、チェンマイの北部へ梅酒の梅を調達しに行きました。その時にチャイさんと出会いました。

モントリーさん(右)とチャイさん(右から2番目)、チャイさんの奥さん ジョーイさんと息子 フォーク君

チャイさんを始めとしたワンパイ村はコロナ以前から、タイ人や外国人向けの文化体験を提供していました。より力を入れて取り組んでいこうとなったタイミングでコロナが来てしまい、文化体験のプロジェクトがしぼんでしまいました。

そして、コロナウイルスの影響が弱まって来たタイミングで、再度文化体験を提供することに。そのタイミングでチャイさんがモントリーさんと出会い、「チェンマイで異文化体験を提供したい日本人がいる」と私を紹介してもらい出会うことができました。

2023年のGWに初めてチャイさんの村を2泊3日で訪問。チャイさんと話をしたり、森でのごはんづくりや筏などの村のプログラムを体験させてもらい、「この人となら一緒にやりたい!」と感じました。

2023/5の村発訪問時の写真

その後退職して、9月末からチェンマイへ拠点を移しました。約3週間、チャイさんの家に居候をしました。様々なことを体験させてもらい、色々な人を紹介してもらいました。信頼関係も徐々にできていきました。

チャイさんの想い・考え

そんなチャイさんが「なぜ異文化体験を旅行者に提供しようとしているのか」について、友人が村に来てくれた時に話してもらう機会がありました。

チャイさん曰く、「自分は村の文化の魅力や価値に気づいているが、娘や息子など若い世代は気づきにくい。外部の人が来て、村での体験を楽しんで、驚いてもらうことで、村の若者に村の文化の価値に気づいてほしい」と話をしてくれました。

村のこんにゃくづくりについて紹介をするチャイさん(右)

また、「なぜそもそも文化が大事なのか?」という話を二人でしました。その際にチャイさんは以下のように話をしてくれました。

「人は一人ひとりが各々の文化を持っている。各々の文化は、その人が豊かに生きるための価値観や道徳の基礎となっている。各々が昔から大事にしてきた文化が弱くなったり、なくなってしまうと、その人が豊かになるための価値観が”お金”になったりしがち。自分にあった価値観で生きるためにも、文化を守っていく必要がある。」(一部坂田の意訳あり)

「また、その文化を守り伝えるには文化の説明があるだけではダメ。文化を心の底から理解し、伝える人がいたり、文化が残る自然なども同時になければいけない。だから私は文化活動だけでなく、村のゴミ問題や山火事防止活動にも取り組んでいる」

と話してくれました。

山火事防止活動を先導するチャイさん

私自身も文化を残すことは大事であることは理解していました。しかし、なぜ文化を残さないといけないのか?、更には自分が大事にしている文化はあるのか?と聞かれた時に、即答できる自信が正直ないです。

一方でチャイさんは目的をしっかり持って、自分の言葉で話ができる。このような人と出会って話ができて、更には一緒に異文化体験プログラム作りができて、幸せだなと思います。私なりの”文化”の意味もさらに考えていきたいと思います。

参考動画:村の山火事防止活動密着

事業の進捗

事業体づくり:
タイ人のパートナーの方と定期的にMTGをして、事業体づくりを進めています。

プログラム企画:
トライアルツアーの準備のために、既存プログラムの見直しを行いました。
また、フィードバックも踏まえて、事前に必要なものや伝達事項の明確化を進めています。

今月の発信

◆5/31時点の各SNSのフォロワー数

  • Instagram マニタビ: 1568人(+472人)

  • Instagram個人: 444人(+66人)

  • Twitter: 562人(+14人)

  • Youtube: 180人(-1人)

  • TikTok:85人

  • note:79人

()は前月比

Instagram:マニタビ

マニタビアカウントで人気だった投稿はチェンマイエリアマップでした。より効率的にチェンマイを回るのに役立ててください!

人気のリール動画はゾウ乗り体験の動画です。初めて直接ゾウにまたがって乗ってみて、ゾウの大きさ・あたたかさを体感しました。ゾウとの距離が少し近くなりました!

タイマニア🇹🇭 タイ旅行最強ガイド on Instagram: "一生の思い出!ゾウ乗り体験🐘 今回はチェンマイのエレファントキャンプ”Thai Elephant Home”での2時間ゾウ乗り体験を紹介🙌 餌あげ、ゾウ乗り、寄り道、水浴び という流れです! ゾウ乗りでは、昔からゾウと暮らしてきたカレン族の方がガイドをしてくれました👦 実際にゾウに乗ってみると、本当に大きくて、そしてあたたかい🐘自分の約50倍もの体重がある体を動かしているのはすごいなあと思いました。 ゾウ乗りは最初は怖いですが、慣れてくると楽しめるように☺椅子のかごではなく、ゾウの背中に乗らせてもらうことで、ゾウとより仲良くなれる気がしました — マニタビメモ:タイのゾウ情報 — ゾウにはアフリカゾウとアジアゾウの2種類があり、タイのゾウはアジアゾウに分類されます。アジアゾウは体重2~5トンととても大きいです。 アフリカゾウと比べて、アジアゾウは優しく、スマートで人間とも関係を築くことができます。タイでは昔からゾウと人間は共存して生きてきており、林業においては力持ちのゾウの力を借りて仕事をしていました。 その後、森林伐採などで林業の仕事は減っていき、そこでゾウの活躍の場が観光業へと移りました。 観光業で活躍しているゾウですが、ゾウ乗りはゾウへの負担も大きいです。特に椅子のかごを背中に付けてゾウに乗ると、ゾウの背中への負担が大きく、体が変形してしまうことがあるようです。また、親ゾウと子ゾウが離れ離れになってしまうこともあるので、ゾウが寂しさを感じてしまうことも。 そのような状況を踏まえ、チェンマイでは椅子のかごに乗らない、またはそもそもゾウに乗らないでゾウのお世話をするようなエレファントキャンプがほとんどです。 エレファントキャンプの方は短期的な視点ではなく、中長期的な視点でいかにゾウと仲良く共存していくかを考えて、お客さんに体験を提供しています。 また、一見やさしいゾウですが、最近は森林伐採の影響でゾウが住むエリアが減り、人が住むエリアに進出し、人を襲うことも起きています。 色々な課題がある中で、どのようにするとゾウにとっても人間にとっても幸せなのかを考えていきたいとました! #ゾウ乗り #象乗り #ゾウ #象 #エレファントキャンプ #タイ観光 #タイ旅行 #こんなタイ知らなかった #タイ好きな人と繋がりたい #チェンマイ #チェンマイ旅行 #チェンマイ旅 #あえてチェンマイ" 67 likes, 4 comments - manitabi_thailand on May 26, 2024: "一生 www.instagram.com

TiTokでも同じ動画を投稿したのですが、6/3時点でいいねが295(Instagramでは67)とInstagramの約5倍のいいねが付きました。フォロワー数は少ないのですが、タイの方に拡散され、タイの方からいいねをもらうことができました。

@chiangmaisakata

一生の思い出!ゾウ乗り体験🐘 今回はチェンマイのエレファントキャンプ”Thai Elephant Home”でのゾウ乗り体験を紹介 様々なプログラムがある中で、2時間のゾウ乗りプログラムを体験しました! 餌あげ、ゾウ乗り、寄り道、水浴び という流れです。 ゾウ乗りでは、昔からゾウと暮らしてきたカレン族の方がガイドをしてくれました。 実際に乗ってみると、本当に大きくて、そしてあたたかい。 自分の約50倍もの体重がある体を動かしているのはすごいなあと思いました。 ゾウ乗りは最初は怖いですが、慣れてくると楽しめるように☺ 椅子のかごではなく、ゾウの背中に乗らせてもらうことで、ゾウとより仲良くなれる気がしました — マニタビメモ:タイのゾウ情報 — ゾウにはアフリカゾウとアジアゾウの2種類があり、タイのゾウはアジアゾウに分類されます。 アジアゾウは体重2~5トンととても大きいです。 アフリカゾウと比べて、アジアゾウは優しく、スマートで人間とも関係を築くことができます。 タイでは昔からゾウと人間は共存して生きてきており、林業においては力持ちのゾウの力を借りて仕事をしていました。 その後、森林伐採などで林業の仕事は減っていき、そこでゾウの活躍の場が観光業へと移りました。 観光業で活躍しているゾウですが、ゾウ乗りはゾウへの負担も大きいです。 特に椅子のかごを背中に付けてゾウに乗ると、ゾウの背中への負担が大きく、体が変形してしまうことがあるようです。また、親ゾウと子ゾウが離れ離れになってしまうこともあるので、ゾウが寂しさを感じてしまうことも。 そのような状況を踏まえ、チェンマイでは椅子のかごに乗らない、またはそもそもゾウに乗らないでゾウのお世話をするようなエレファントキャンプがほとんどです。 エレファントキャンプの方は短期的な視点ではなく、中長期的な視点でいかにゾウと仲良く共存していくかを考えて、お客さんに体験を提供しています。 また、一見やさしいゾウですが、最近は森林伐採の影響でゾウが住むエリアが減り、人が住むエリアに進出し、人を襲うことも起きています。色々な課題がある中で、どのようにするとゾウにとっても人間にとっても幸せなのかを考えていきたいと思います。 #ゾウ乗り #象乗り #ゾウ #象 #エレファントキャンプ #タイ観光 #タイ旅行 #こんなタイ知らなかった #タイ好きな人と繋がりたい #チェンマイ #チェンマイ旅行 #チェンマイ旅 #あえてチェンマイ

♬ EMA - go!go!vanillas

Youtube

止まっています。やります。

note

タイ事業には関係ないですが、以下記事を書きました。気合を入れて書いたので、もしスピーチをする機会がある方は読んでいただけるとうれしいです。

今月の旅


今月の旅:

今月は日帰りでリス族の村に行きました。詳細をnoteにまとめています。(執筆中)

お知らせ

私は6月に日本へ一時帰国予定です。以下の3つのイベントを予定しております。ご興味のある方はぜひお越しいただけるとうれしいです!
InstagramのDMでお申し込みをお願いします。

① マニタビ交流会

② タイコーヒーを楽しむ会

③ マニタビ展示@逗子グリーンフェスティバル

会場はこちら👇

どれもざっくばらんなイベントですので、お気軽にご連絡いただけるとうれしいです!

以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?