多数決を求めるリーダーにもの言い!

多数決。
小学校から続けてきた投票方式。
多数派の意見が正解となる社会!

日本における和を乱さない精神では理にかなったやり方だろう。

このやり方、多数決、多数派の考え方で何度救われてきただろうか。

☆☆☆

ここで、冷静に社会人、とくに会社のリーダーの方々に問いたい。

リーダーから社員にこの考えはどうかなと多数決を求めることはどうなのだろか?

例えば、トヨタの社長が来年の方針は電気自動車で行くか、ガソリン車で行くか、社員皆の投票で決めたいと思います!
と言い出したとしよう!

社員からしてみれば、自分たちの意見を尊重してくれる素敵な社長さんだと考える人もいるかもしれない。
では、多数決で決まった方針で失敗した時の責任は誰が取るのか!
もちろん社長になるのだが、社長としては逃げ道がある。
この考えは社員皆で決めたことなのです。
ですので、売上が下がりましたから皆さんの給与を大幅に下げたいと思います。
と言われても誰も何も言えなくなる。

その前に、リーダーとは何なのだ!
責任をとってこそリーダーではないのか!

『方針は決めた。今年はこれで行く!
文句があるなら違う手を提案しろ』ぐらいの力量があってもいい。

皆での多数決は単なる責任逃れの逃げに過ぎない。

社員がリーダーの方針に合わないのであれば、その船から降りればいいだけのことだ。

少し残酷なことを言っているが、それが社会で会社だ。

学校のサークル活動ではない。
仲良しこよしで、できる仕事ならば、それはそれで素晴らしいが、組織にはなっていないはずだ。

リーダーにはそれなりの覚悟と責任がいる。

皆の意見を聞くのも大事だが、意見に踊らされて自分の考えを見失っては意味がない。

多数決をしようとするリーダーや企業にはストップをかけることをお薦めする!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?