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【nephewオープン当時】

皆様、ごきげんよう。安部直柔(アベ ナオナリ)です。
現在ロンドンでバーテンダーをしています。
バーテンダーを始めたきっかけは、『海外で暮らし、仕事をして、自分の知らない国でチャレンジしてみたい』という思いからスタートしました。

ここではそんな私のロンドン挑戦への記録や自身のことなどを発信をする媒体として、noteへの投稿を始めました。


今回は『nephew オープン当時』について

1-nephewについて

2021年4月から2021年12月までnephewバーマネジャーを務めていました。
nephewは Cafe & Bar としてオープン

営業形態は
〜10時〜17時のカフェタイム / 手作りの焼き菓子とコーヒー

〜19時〜25時のバータイム / カクテルとバーフード

2時間のブレイクタイムも設けた2部制での営業でスタート

ブレイクタイムを設けることで空間の切り替えを行い、同じ店舗でも日中と夜で違う雰囲気を演出
提供している商品も異なっていたので、オペレーション面を考えても必要な時間でした。

2-チーム構成

チームとしてもカフェチームとバーチームの2チームに分かれて、カフェチームはケイミという女性がマネージャーを務めてくれてました。彼女は、LOOBYでの期間限定カフェ営業をやっていたこともあり、その流れからのジョイン

彼女が作る焼き菓子がカフェタイムのメイン

私が作るカクテルがバータイムのメイン


スタートから双方に強みがあったのは、プロモーションをしていくうえでも重要なポイントだったなと感じています。年齢も同い年、有名店でのバリスタ経験もあり心強いカフェマネージャーでした。まあちょくちょく衝突?(私の小言が原因なんですが笑)することもありましたが、彼女のチーム作りやスタッフの育成方針、お菓子作りも含めて、本当に尊敬できました。ちょうど私が退社したあとに、子供ができたとのことで最近産休に入ったそうです。お母さんになって、さらにパワーアップして復帰すると思います!
私は働いてるお母さんを応援してます!笑
(本音です)

3-遂にnephewオープン

2021年4月21日オープン
オープン当初、順調なスタートかと思いきやまさかの緊急事態宣言発令
バータイムはオープンから1週間を経たずに短縮営業、尚且つアルコール類の提供不可
それでもすぐにノンアルコールカクテルのメニューを作り、時短営業でのノンアルコールカクテルの提供へ切り替えました。緊急事態宣言中にも閉めなかったのは、バータイムの認知を広めたかったのと、ノンアルコール需要のトライアルの意図もありました。
ただ、これが良い時間だったなと思ってます。それはオープンしたばかりで営業オペレーションがまだ仕上がっていなかったので、この期間に構築と改善ができました。
というのも、緊急事態宣言中だったんですがカフェタイムがGW中にインスタグラム経由でバズりまくって来店数が想定の遥か上を行ってしまい、30席くらいの店舗なのに1日120名近くの来店で毎週末パニック状態
私もカフェのヘルプに入って、日々営業を乗り切っていました。

4-思わぬトラブル

その時に問題になったことがありました。

  • 近隣からのクレーム

  • お客様の逸脱した写真撮影

近隣からのクレームは、ごもっともなことで『狭い道に人が溢れて危ない』『住居エリアなのに迷惑だ』など厳しいお声をいただき、日々改善に努めてました。お店の方針として、地域に根差したお店づくりがあったので近隣の方々からの声は辛くもありがたいお言葉だったなと思います

そして、写真撮影問題です。
昨今インスタグラムなどでの映え写真の投稿を目当てに飲食店などへ来店されてる方をよく見かけます。私自身、お店の写真などを投稿していただけるのはありがたいことだと感じてますし、インスタグラムが店舗プロモーションとして重要のツールだということも認識してます。
ただ当時オープンして間もないnephewで起きていた写真撮影問題はかなり重症だったと.....
写真を撮るために狭い店内を歩き回ったり、他のお客様の迷惑になるような行動を取ったりなど、あまりにも行き過ぎた方が目立ってました。
その時期は一時的に写真撮影NGといった心苦しいルールまで設けて、抑止しなければいけないほど。
注意しないほうが、楽だし簡単なんですが、無法地帯にしてはいけないと心を鬼して、逸脱したお客様にお声をかけてました。以前勤めていた場所でも経験したので分かっていたんですが、そういった行動を取る人って実は今までに注意されたことがなかったりするんですよね。俗に言うお店側の放置プレイ
注意しないお店が多いのも現状なのかも。

その時に感じたのは、『お客様を育てていくのもお店の使命』
皆さんの周りにそんな素敵なお店があるのではないでしょうか。
もちろん、私はあります
私をお客様として育ててくれた場所が

それよりも当時のカフェチームの頑張りは素晴らしいものでした。日々の疲れもあったと思いますが笑顔で明るく良いチームだなと感じてました。おそらく私は小姑のような存在だったと思いますが、そういうのを言わないといけない立場だったんです笑
『ありがとう、カフェチーム!』

そんなこんなで、なんとか緊急事態宣言も乗り切りバータイムも通常営業がスタートします。

次回は『nephew バータイム スタート』について


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