潰瘍性大腸炎に腸内フローラ移植は効くのか
私は幼少の頃からお腹が緩いほうだという自覚があり、33歳の時に潰瘍性大腸炎と診断されました。寛解と再燃を繰り返して約15年。2021年に再燃してからは休職して2年ほど治療にあたりましたが、良くなりません。
ちなみに現在は、安倍元首相を治療したと言われるアサコール、免疫抑制剤のアザニン、注腸薬のプレドニンです。このセットを2年程度処方されていますが、中症度のままです。(便回数5〜10回/日 CRP値0.45~0.05)
その間、様々な療法を試しました。新薬(2022年5月頃開始)のカログラも効かず、C-GAP療法も効果なしのところで、主治医から新治療を紹介されました。
「抗菌薬併用腸内細菌叢移植療法」
簡単に言えば、腸内フローラ移植する前に、抗菌薬で腸内の悪玉菌(善玉菌も)一旦リセットするという治療法です。日本国内は順天堂大学にて200件以上実績があるそうで、今回は先進医療Bという研究ステージ?に承認されて34名ほど参加者を募集するものだそうです。
これを受けるには主に以下の条件があります。
参加条件・基準(主なもの)
・5ASA製剤(アサコール等)が効いてない
・大腸切除歴がない
・悪性腫瘍患者でないもしくは治療後5年以上経過
・その他疾病がない
・妊婦または授乳婦でない
・16歳以上
スケジュール
1、免疫抑制剤を中止する。(4週間以上)
アザニンとプレドネマ注腸を中止しました。
2、抗菌薬を服用(2週間) ⇦ イマココ
3、便移植(1回目)大腸カメラにて
(7~10日間)
4、便移植(2回目)注腸
(7~10日間)
5、便移植(3回目)注腸
6、評価 大腸カメラ
ちなみに、健康な腸内フローラは「便ドナー」と言われているようですが、かつては倫理上の問題から患者本人の親子・兄弟・配偶者に限られていたらしいのですが、今回はスクリーニングをパスした他人の便を移植することになります。この条件がまたかなり厳しそうです。
抗菌薬服用を開始したところですが、これから腸内フローラ移植まで、私の身体でどのような変化が起きるか、レポートして参りたいと思います。
ちなみに、腸内フローラ移植は、自由診療でかなりのクリニックが実施しているようで、アンチエイジング、アレルギー改善、肥満予防・改善などを目的に実施している人がいるようです。
また、「腸は第2の脳」とも言われてるそうで、体質はもとより感情や性格などにも影響があるのかもしれません。そういった意味では変化について楽しみでもあります。
ご興味のある方はぜひ、これからもお読みいただけますと幸いです。
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