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2回目の腸内フローラ移植(1)

1回目の腸内フローラからは7〜10日間空けて、2回目の日程を決めます。私は、1回目の次の週の同じ曜日、つまり7日後に2回目の移植を受けました。

1回目は大腸カメラに付属した小さいホースにて腸内フローラを注入しましたが、2・3回目はカテーテルでの注腸となります。
「注腸」とは肛門から、やわらかくて長いストロー状のものを入れて、薬などの液体を入れていく処置です。私は直腸の症状がひどいときに注腸薬を処方されていたので、自分で注腸を行った経験がありそれほど抵抗は感じません。
また大腸カメラの時、直腸だけの診察の時は当日は下剤を服用するのではなくて、看護師さんによる浣腸にて大腸の内容物を出しますので、人にされるのも数回ほど経験があります。

当日は自宅で採便をし、病院にて提出

当日は、施術を受ける前に便を採取して提出します。おそらく腸内フローラを分析するのではないかと思います。3時からの注腸ですので、事前に受け取っていた採便キットにて自宅にて実施しました。定期検診などで提出する検便と勝手が違うのは、保冷剤にて保冷して保冷バックに入れて持参することです。この日の便はバナナ状で非常に状態がよかったです。これだけですともうすでに症状が治った感じがするのですが、残念ながら血が少し混じっていることを確認したので、この時点では症状が治ったとは言い難いです。

前日からの食事制限、当日の下剤服用をして胃腸の内容物をすべて出すということはせず、当日も食事制限なしなので、拘束時間も少ないため1回目より非常に楽です。

病院に到着すると、処置室というところに案内されました。そこには何か事故があった時のために、ペット用のおしっこシートの人間版(笑)が、敷いてあります。
看護師さんからの話によると、注腸の途中に耐えきれずに(入れるもの?入っていたもの?)出してしまう人も多々いるようで、その対策は行っていますので、大丈夫ですよ、と励まされました(笑)

穴あき紙パンツに着替えて、待機していると、男性の医師(?)が透明エプロンという万全の体制で入室してきました。今回は100ccの腸内フローラを入れるとのことです。冷凍保存されていたと思われる健康な人の腸内フローラは、やはり90分ほどかけて解凍してヒトの体温程度に保温してスタンバイされていたようです。

3回ともに同じ便ドナーさんの腸内フローラ

先生(?)に聞いたところ、同じヒトの腸内フローラである、とのことでした。「1回目の移植後、症状はいかがですか?」と聞かれましたので、「調子はいいですが、症状(血便)はまだあります」と正直に返答しました。おそらく1回目で効果を実感するひとがいるのだと思います。

まだ大して効果が見えないことに、先生(?)は特にリアクションせず、淡々と段取りをすすめます。今回は注腸をおこなったあとは、その液体をなるべく広範囲に行き渡らせるために、体制を5〜6回程度変えるとの事です。最初私はてっきり、事前にどのような体制にするかを訊いておいて、注腸後は先生が退出した後に自分で時間を計測して体制を変えるのだと思っていましたが、どうも先生がずっと側にいて指示を出すとの事。出しちゃいそうになったら、お手洗いまで少し遠いのですが、どうすればいいですか?と言っても「しょうがないので、こちらで出していいですよ」との事(!)マジかー!(笑)それで、やたら吸収力のありそうなシートなのですね・・・・。しかしそんなことは、かなり恥ずかしいので、なんとか我慢するか、勝手にトイレに駆け込んでやろうかと思い、ちゃっかりトイレの位置を確認しておきました。

看護師さんにお願いするべきでしたが、先生に「すいませんが、ティッシュもってきてもらえませんか?」とお願いしちゃいました。少しタイムロスです。便は解凍してから2.5時間以内に使用というルールがあるようなので、あまり余計なお仕事を増やしてはいけなかったなぁと今思えば反省。。

次回はいよいよ腸内フローラ注入について書きます!




















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