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「#青年マンガ」とは私の人生そのもの。

那珂です。

#推しの青年マンガ  というお題があったので、書いてみております。

私の漫画人生は、『ジャンプ』『サンデー』、『マガジン』から始まりました。

なぜかって?
 うちの隣に、じいちゃんが開業した整骨院があって、そこで毎週最新3誌が読み放題だったわけですよ。
 どうだ、少年。羨ましいだろ?

そういう場所って、少女漫画誌置いてないよね。
少年漫画誌と女性誌(女性○身とか、そういうやつ)と、週刊文春とか、そういうやつが置いてあった。
 病院でおしゃれな雑誌が置かれる様になるのは、もうちょっと後の時代です。 

その頃は、『りぼん』『なかよし』『別冊マーガレット』という少女漫画雑誌全盛期でもありました。

 クラスの女子は、全員プレゼンとなる懸賞でもらった文房具を自慢げに学校へ持ってくるという時代でしたので、私はかなりのアウトローであったに違いありません。

 少年漫画誌の中でも、『タッチ』とか『電影少女』とか、『気まぐれオレンジロード』とか、可愛らしい系の漫画は、女子でも好きな子がいましたが、私が好きだったのは『うる星やつら』と『キャプテン翼』でした。

 もう、そこからしておかしい。

 『キン肉マン』『ドラゴンボール』『北斗の拳』『聖闘士星矢』が並んで連載されている時代ってすごいよね・・・
 そして『スラムダンク』の時代がやってきて・・・・。

 中学生くらいになると、『ホットロード』『POPS』『伊賀野カバ丸』とか、その辺りを読む男子が出てくるのですが、私はそのまま、少年漫画誌からごく自然に青年漫画誌へ移行していきました。

 高校生の頃は、『ビックコミックスピリッツ』が好きで、学校帰りによく立ち読みをしていました。
 杉浦直樹氏全盛期で、『YAWARA』とか、『21世紀少年』、あとはあまり有名ではありませんが、くじらいいく子の『マドンナ』という漫画が大好きでした。
 この頃は、柴門ふみや吉田戦車、久保きりこ、新井英樹『愛しのアイリーン』など、今でも「名作」と呼ばれている作品が連載されていて、すごい時代だったなあと思います。

 アニメと漫画から逃れられず、もう半世紀生きてきたことになりますが、ヲタク友達に言われたのは
「那珂さんって、少年漫画ばっかりだよね。そいで、ロボット系ね。」
 言われてみて、ハッとしました。

 そうね。
 大人になってから「好き」を公言してきた漫画やアニメって、そういう系統ばっかりかもしれん。

 攻殻機動隊、エヴァンゲリオン、AKIRA、パトレイバー、揃いも揃って。

 でも、小学生の時に見た、『うる星やつら』の映画「ビューティフル・ドリーマー」、今でも覚えてるんです。押井守っていう人を初めて知ったのがそれでした。
 だから、トラウマみたいに覚えていて、この人の関わるアニメはずっと見てきた様な気がします。

「天使のたまご」という映像作品、興行的には大失敗だったらしいですが、私は好きでした。

 大人になってから色々知ることが多くなってくると、
あー、この人とこの人は、繋がってたんだなあ。とか、スタジオの中のこととか、わかってくると、「自分の嗜好」というのが、このように出来上がってきたのだなというのが自覚できました。

 だから、#推しの青年マンガ と言われたとしても、
 一つを選ぶことができないのです。

 なぜって、私の人生は 少年マンガと青年マンガで作られていたから。
 脇道に逸れず、一筋にオタク道を極めてこられたのは、
 少年&青年まんがの世界が、奥深く、幅広く、懐の深い世界だったからに他ならないからです。

 ああ、久しぶりに スピリッツ、読んでみようかなあ・・・・


 

 

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