ファミレス大手「すかいらーくHD」の投資タイミングは?
『投資をもっと楽しく身近に』をコンセプトに、投資未経験の方にも参考になるような企業紹介をしていくコーナーです。
今回取り上げる銘柄は証券コード【3197】すかいらーくホールディングスです。
「ガスト」や「バーミヤン」、「しゃぶ葉」「ジョナサン」など多数のファミリーレストランをチェーン展開しています。
そこで今回は【3197】すかいらーくホールディングスの事業内容や現在の指標面、狙うとしたらどのタイミングか?、といった私個人の見解を交えながらお届けしてまいります。
ご自身の投資判断の参考に、是非最後までお付き合いください。
それでは本題に参ります。
目次
事業内容&業績
事業内容
業績
株価&各指標面
株主優待
投資戦略
まとめ
事業内容&業績
事業内容
冒頭でも紹介しましたが、「ガスト」や「バーミヤン」、「しゃぶ葉」「ジョナサン」に加えて「ステーキガスト」「から好し」などを展開しています。
最近では九州発のうどんチェーン「資さんうどん」の買収でも話題になりましたね。
国内だけでなく台湾・マレーシア・米国に、ファミリーレストラン、ブッフェレストラン、各種施設内の飲食店、洋菓子・洋惣菜専門店等、合計約3,000店舗を有しています。
※ちなみに「すかいらーく」は澄みきった青空に向かって天高く羽ばたく鳥”ひばり”(英語でSKYLARK)を表しています。
すかいらーくの前身である「ことぶき食品」は、“ひばりが丘団地”にて開業されたため、それにも由来しています。
以上豆知識でした。
業績
業績としては外食業界という業種上仕方のないことですが、売り上げも利益も年によって上下します。
コロナ禍の2020年期は大幅な赤字を計上。2022年期もインフレによる消費の低迷と不採算店舗の閉鎖などが原因で赤字計上しています。
四半期決算の動向は前年同月比で全てプラスと、今のところ好調です。
経常利益進捗率も第2四半期通過時点で51%で、このまま行けば問題なく達成できる位置にいます。しかし外食業界であるため、突発的な外的要因があれば業績達成は怪しくなります。
有利子負債倍率(利息のつく借金をどれくらい持っているのか?)0.65倍。
自己資本比率は39.5%となっています。
2024年期の販管費(販売費及び一般管理費)は、約2,200
億円。月ベースで換算すると約180億円の固定費がかかっています。
直近の第2四半期決算時点で、1年以内に返済しなければいけない負債(買掛金や未払金、借入金など)は約1,070億円あり、同じく第1四半期時点で現預金を約258億円持っています。
仮に売り上げが0になる事態に陥った場合、固定費のみの支払いだけに限定すれば2ヶ月持つ計算です。
あまりキャッシュに余裕がない企業です。事業環境の悪化などがあれば一気に経営が傾く、そんな状態であると言えます。
株価&各指標面
株価は記事作成時点で2,290円。
おおよそ株価1,000円半ば〜2,000円前半で推移しています。
PERは40.1倍、PBRは3.11倍と、結構割高な位置にいます。
配当利回りは0.76%。
赤字を計上した2020年期&2022年期は無配転落しているため、配当金狙いでの投資には向いていない銘柄であると言えます。
株主優待
「すかいらーくホールディングス」には株主優待制度があります。
しかも結構大盤振る舞いな内容になっていて、グループ店舗にて利用できます。
100株~299株保有で年間4,000円分の株主優待カード(9月と3月にそれぞれ2,000円分)が発送されます。
300株~499株保有で年間10,000円分の株主優待カード(9月と3月にそれぞれ5,000円分)が発送されます。
500株~999株保有で年間16,000円分の株主優待カード(9月と3月にそれぞれ合計8,000円分)が発送されます。
1,000株以上保有で年間34,000円分の株主優待カード(9月と3月にそれぞれ合計17,000円分)が発送されます。
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