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苦境に立たされている「ブリヂストン」の投資について

『投資をもっと楽しく身近に』をコンセプトに、投資未経験の方にも参考になるような企業紹介をしていくコーナーです。

今回取り上げる銘柄は証券コード【5108】ブリヂストンです。

そんな【5108】ブリヂストンの事業内容や現在の指標面、狙うとしたらどのタイミングか?、といった私個人の見解を交えながらお届けしてまいります。

ご自身の投資判断の参考に、是非最後までお付き合いください。
投資の推奨ではありませんので、実際に投資する際は自己判断のもと行っていただきますよう、宜しくお願いします。

それでは本題に参ります。

目次

  1. 事業内容&業績

  2. 事業内容

  3. 業績

  4. 株価&各指標面

  5. 株主優待

  6. 投資戦略

  7. まとめ


事業内容&業績

事業内容

タイヤ業界では世界3強の一角
新車用&補修用タイヤ(乗用車用、トラック・バス用、二輪車用、航空機用、建設・鉱山車両用、農業機械用)、チューブ・ホイール・タイヤ関連用品・リトレッド材料の製造・販売。

事業構成&売り上げともに約8割近くを海外で稼いでいます。

出典:マネックス証券


出典:マネックス証券

2019年オランダの車両・運行管理サービス会社を買収(1100億円)。
2021年車両運行管理サービスの米アズーガHDを子会社化。2022年化工品ソリューション事業・防振ゴム事業を譲渡。2024年コンベヤベルト事業撤退。
といった事業変遷となっています。


業績

業績としては、コロナ以降売り上げ&利益は年々増収で右肩上がり。
だったのですが、米州(北米・南米)事業が予想を下回る結果となっています。
そのため第2四半期決算にて調整後営業利益が減益に転じ、上期 (1-6月)決算公表時に通期計画の下方修正を発表しています。

出典:株探


有利子負債倍率
(利息のつく借金をどれくらい持っているのか?)0.20倍
自己資本比率64.8%となっています。

出典:株探


2023年期の販管費(販売費及び一般管理費)は、
約1兆2,000億円。
月ベースで換算すると約1,000億円の固定費がかかっています。
8月9日に発表された第2四半期決算時点では、
現預金を約6,500億円持っています。

仮に売り上げが0になる事態に陥った場合、固定費のみの支払いだけに限定すれば約6ヶ月持つ計算です。

業種によって違いはありますが、大体固定費の3〜6ヶ月分現金を持っていれば優良企業と判断されます。
その視点で言えば、安定性の高い企業であると判断できます。

出典:マネックス証券


株価&各指標面

株価は記事作成時点で5,550円
事業環境だけでなく、株価も苦境に立たされていて今年の5月以降下落基調が続いています。

出典:株探


PER
11.3倍PBR1.00倍。時価総額は3兆9,600億円となっています。

配当利回りは3.78%
コロナ時期に減配していますが、基本的には増配傾向が続いています。
現在3期連続で増配しているため、今後も期待したいところではあります。

出典:マネックス証券

株主優待

ブリヂストンは株主優待を行なっていません

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