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アサヒスーパードライで有名な「アサヒグループ」の投資タイミングは?

割引あり

『投資をもっと楽しく身近に』をコンセプトに、投資未経験の方にも参考になるような企業紹介をしていくコーナーです。

今回取り上げる銘柄は、証券コード【2502】『アサヒグループホールディングス』です。

言わずと知れたビール業界の大手企業。「スーパードライ」「アサヒ ザ・リッチ」といったビール・発泡酒商品のみならず、「三ツ矢サイダー」「ウィルキンソン」「カルピス」などの清涼飲料も展開していて、老若男女問わず愛されている企業です。

今回はそんな『アサヒグループホールディングス』の事業内容や現在の指標面、狙うとしたら何時か?、といった私個人の見解を交えながらお届けしてまいります。
投資判断の参考に、是非最後までお付き合いください。

それでは本題に参ります。


事業内容&業績

日本のみならず欧州、オセアニア(オーストラリア)、東南アジアに展開しています。
その海外売り上げも着実に伸ばしており、今年8月に発表された第2四半期決算では、売り上げとしては全事業増収と発表されています。
※しかし、オセアニア事業は為替変動や販売構成の変化、原材料関連の費用増加などの影響により、前年同月比で減益となっています。

出典:アサヒグループホールディングス

ただ通期の業績としては年々増収増益を続けています。実際昨年、2023年期は売上・利益共に過去最高を叩き出しています。
やっぱりアサヒのブランド力は強いですね。コロナ以前ほど活気がなくなったとはいえ、居酒屋や外飲みの際は「まず最初はビール、スーパードライ」を頼む&思い浮かべる方も多いと思います。
国内のビール市場は年々減少の一途を辿っていますが、個人的には海外でも国内でも頑張ってほしい企業です。

出典:株探

※私、昔は「スーパードライ」が好きではありませんでした。
味わいが苦く感じて苦手だったんですよね。
ですが、味が変わったのか私の舌が変わったのか分かりませんが、今では大好きでよく飲んでます。


ただ第二四半期通過時点で経常利益進捗率が38.1%となっており、若干遅れている状態です。
年度も後半に差し掛かってますので、ここから挽回できるのかウォッチが必要です。

出典:株探

”有利子負債倍率”(どれだけ利息の付く借金をしているか)は0.52倍。ここ数年減少してきています。財務を健全化しようとする努力が見て伺えます。
自己資本比率49.6%、特段悪いわけではない水準です。

出典:株探

各指標面

株価は現在5,390円。ここ10年ほど3,000〜6,000円台のボックス相場となっています。良くも悪くも安定している銘柄です。

出典:株探

ただし安定的とは言え、直近高値から30%近く下落する局面もあるため(直近では8月5日)投資タイミングによっては思いがけない下落を喰らう可能性があります。

出典:株探

PERは14.2倍、PBRは0.96倍と、PBRは東証の要請である1倍以上を満たしていません。
しかし、株価的には”割安水準”です。

配当利回りは2.62%。ここ10年、年々増配を続けてくれています。
中長期経営計画では、「配当性向35%程度を目途とした安定的な増配を目指す」と明言しています。そして「配当性向は2025年までに40%を目指す」としています。
実際コロナ禍の2020年以外は配当性向30%台となっていて、無理をして配当を出そうとしている感じはしません。目標まで後少しなので頑張っていただきたいですね。

出典:アサヒグループホールディングス
出典:アサヒグループホールディングス


株主優待

残念なことに2024年8月7日に発表された第二四半期決算にて、2023年12月末を基準日とする優待をもって、株主優待制度を廃止することが発表されました。
ですので、今後アサヒグループの株主優待は貰えません。

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