会社員経験ほぼなし2児の母がベンチャー企業に就職した話-ロールモデルのいない気楽さと苦労-
私は教育系ベンチャー企業に勤めて2年半の30歳会社員です。
23歳で妊娠し、新卒で入社会社を4ヶ月で退職。その後は個人事業主でぼちぼちやってきました。未経験からの翻訳、ライター業だったので、本当にぼちぼちです。
そのため28歳で再就職した時点では会社員経験はほぼ0でした。
教育系ベンチャー企業に再就職を考えた理由は、子供達の保育園が決まったこと、当時の仕事の一つであったインターナショナルスクールの校内冊子の執筆する中で、日本での教育改革に携わりたいと思ったことです。
就職→妊娠/出産→産休/育休→復職というロールモデルはあったけれど、私の場合は、就職→退職→個人事業主→再就職。
ロールモデルのいない気楽さを謳歌しながらも、会社員経験ほぼなしの私がベンチャー企業で苦労したこと、意外と大丈夫じゃんと思ったことを書きたいと思います。
こういうケースもあるよということで読んでいただけたら嬉しいです。
子供を早く産みたいと思った理由
私は10代の頃から、多嚢胞性卵巣症候群という女性特有の疾患を持ち、
将来子供を持つということに漠然と不安がありました。
子供を持つなら私の卵巣が元気なうちにという思いがどこかにあり、
仕事は、子供を産んでから本腰を入れようと10代からそれとなく考えていました。
この時の思いは、前のnoteに書いています。
ロールモデルがいないことの気楽さと苦労
私が再就職したベンチャー企業は社員数30名ほどで男女が半々くらい。
そして全体の半数くらいが子供を持つパパママです。
輝かしい実績を持って、転職してきたパパママ達。
これといった社会人経験のない私は、日々劣等感Maxでした。
会社員としてのスキルは、新卒レベル、いやそれ以下。
ほぼ新卒×ワーキングマザーは、周りに経験者がいなかったので
キャリアについて相談ができなかったのはしんどかったです。
当時の私の業務スキルはこんな感じ…
・Macのパソコンの使い方が分からない (スクロールができなくて焦った)
・マーケティングって具体的に何をしているのか分からない
・定例での会話が早すぎてついていけない
・ビジネスの提携文を検索してメール返信
などなどあげればキリがないくらいのポンコツぶり。
そんなことを言っても、いきなりビジネススキルは身につかないので、
新卒だと思ってなんでも吸収することにしました。
ロールモデルがいないことで、自由にキャリアを考えられたのはメリットだったなと思います。
他のワーキングマザーと自分を比較することなく、
「新卒みたいなもんですから」と割り切り、表明することで、
割とロールモデルに囚われずに、さまざまな仕事を経験することができました。
よりフレキシブルな選択を
私はキャリアの本腰を入れるタイミングが遅めでしたが、
意外とどうにかなるということです。
むしろ地味にやっていたライターの仕事や子育ての経験から
本業の他にライター、ダンスコミュニティも運営しています。
20代前半は、バリバリ活躍している友人達をよそに、子育てメインの生活をしていたことを、たまに悔やむことがありました。
しかし人生はトレードオフ。
何かを選んだら、何を差し出さないといけないんですよね。
でもまだまだレールを外れたワーキングマザーが働きづらいのも事実。
ワーキングマザーだけでなく、大学卒業後に好きを極めたり、
就職後に学び直しの機会を得たり、もっと多様な選択がしやすくなるといいなと思います。
フレキシブルな働き方のロールモデルになっていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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