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day188 ブランディングは途中介入が難しいという話。

わたしの仕事の中で、いちばん好きなことがブランディングだ。
クライアントさんの想いをしっかりと聴いた上で、ゼロからカタチにしていく作業。屋号を考えたりロゴをデザインしたり、名刺やフライヤーなどをデザインするのが楽しい。
もちろん、楽しいのはデザインだけではなく、その先に見える豊かな未来があるからこそ。

ブランディングは、まっさらな状態から始めたい。言い方は悪いが、誰かの手垢がついてしまっては、やりにくい以外ない。

もちろん、ちゃんとブランディングされているものならぱ問題なく介入できるとは思うのだけれど、大概はそうじゃないのが事実。
何故ならば、依頼主であるクライアントさんの想いがヒアリングされていないからだ。

こちらでも書いたけれど、なによりもヒアリング力が大切なのだ。

ここはこう変更しませんか?
という提案さえも、既に決まってしまっているから変更できないという流れになっている状態では、何をやっても手遅れだ。
覆せないものが大きければ大きいほど、手に負えなくなっていく。
例えるなら、病巣が身体のあちこちを蝕み始めているような感じだ。


ブランディングが上手くいっていないな、というときに声を掛けていただくのはありがたいのだけれど、その時点ですべてをやり直す覚悟、リブランディングする勇気を持って欲しい。
上手くいっていない理由は、表面的な部分ではなく、いちばん根っこにあるのだから。

根本を変えなければ、何も変わらない。
色を変えてもレイアウトを変えても業者を変えても、想いを伝えることと汲み取ってもらうことが成り立たなければ意味がない。
そのために必要なのは、今進めている案件を一度止める覚悟なのだ。

と、まあ言ってはみたものの。
わたしに託すならという前提であって、わたしも託されるなら全力を尽くしたいけれども、それすら決めるのはクライアントさんの話で。

やっぱり、やるならまっさらな状態からがいいなぁと改めて感じているところ。
そんなクライアントさんとタッグを組みたい。リブランディング大歓迎!

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