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社会人芸大生の日々

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通信制の芸大に2019年春に編入。芸術史や文章について2年学び2年休学して迎えた5年目、無事に卒業いたしました✨ 春夏秋冬、3ヶ月ごとに締切と単位修得試験がやってきます。夏休みも… もっと読む
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在学生がお伝えしたい 社会人が通信制の芸大で学ぶ ほんとのところ

立春を過ぎ、2月も折り返して、日差しが少しずつ春めいてきました。 何かあたらしいことを始めたいなぁ、と、あれこれ思案されている方も多いと思います✨ わたしのnoteにたどり着いてくれる方の多くが、京都芸術大学通信教育部での学びに興味を持ってくださっています。ありがとうございます!!! 2021年度の編入学願書の受付も始まり、大学はいろんな情報を発信してくれています。が、えてして良いことは大きな声で伝えがちで、厳しい現実の話はどうしたって小声になりますよね。うんうん、そうい

ひとりポツネンから 3名参加になったよ ❖ 文学フリマに初出店するまで #2 ❖

前回 #1 から、10日経つんですね。 え、10日?え、ほんと? ・・・大人の24時間って、光の速さですよね。 「文学フリマ東京37」。11月11日の開催まで、あと1か月を切りました。 自分で「文フリまであと〇日」と、日々カウントダウンをしていますが、お仕事の原稿各種と、大学のレポート各種も、同時並行で絶賛カウントダウン中。 本当は月末に、取材で京都へ行こうと思っているんですよ・・・ Art Collaboration Kyoto(ACK)という現代アートのアートフェ

自分の好きなように 紙の本をつくりたい ❖ 文学フリマに初出店するまで #1 ❖

2023年春、「文学フリマ東京36」へ出かけてきました。 文フリへの訪問は、2022年秋に続いて2回目。 長らくその存在をずっと知ってはいましたが、本当になんとなーく腰が重く、気づいたときには終わってる、と、タイミングを逃し続けていました。 その前、2022年夏に初めてコミケへ行ったら楽しくて 秋には一箱古本市の実行委員を経験し、ZINEを作ることがとても身近になり 初訪問した2022年秋の文フリでは、一箱古本市に出店してくれた皆さまとの再会も楽しかったのでした。

ただの数字だけれど エメラルドの石を選んで 指輪をオーダーした話

2023年5月。 わりとキリの良い年齢を迎えまして、タイトルの通り、節目っぽいお買い物をしました。 わたしにとってアクセサリーは、身につけて楽しめるアートピースです。 こんな記事も書いたことありますし(SIRISIRI 大好きです) しかも、宝石をルース(ジュエリーに加工する前、原石からカットを施した石 )の状態から選び、デザインをオーダーしてつくってもらう!という滅多にない機会。 せっかくなので、ここに書き残しておこうかなと。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・

いよいよ明日は文学フリマ東京📚楽しいので行ってみませんか

今回は、「ミュージアム&ギャラリーレビュー」番外編、超絶楽しいフリマイベント「文学フリマ東京36」のご紹介です。 明日5月21日(日)12~17時 東京・平和島の「流通センター」で開催されます。 入場無料・予約不要です。 会場MAP ▶ https://bunfree.net/access/tokyo-trc12f/ 文フリ?何それ?という初めての方は、公式さんがご紹介している「文フリの楽しみ方」がわかりやすいですー! https://bunfree.net/attend/ 今回はなんと!1600ブース以上も出てます。 はっきり言って、ほんとに混んでます。 ふらふらしながら出展者さんと喋って見つける、ってことも楽しいですが、やっぱり事前の予習が大事です!!! Twitterやインスタグラムでハッシュタグ検索したり、公式の出展者Webカタログをご覧になっておくのがお薦めです。 https://bit.ly/3MnHLSa また、音声内でご紹介している、読んだアート本紹介noteはこちら https://note.com/naomin_0506/n/na6b9f569279d 実行委員として携わらせていただいた 一箱古本市を開催するまで などなどの話についてはこちら https://note.com/naomin_0506/n/nfcca83e36f62 2022年夏に行ったコミケについてのnoteはこちらです。合わせてぜひ。 https://note.com/naomin_0506/n/n0a420bce9576 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ \Podcastでも聴けるようになりました✨/ https://apple.co/3iiZWNP stand.fm でも配信中🎧アプリ利用だと倍速再生が可能です https://stand.fm/episodes/6467841e58e83189db85ae32 これまでの【聴くミュージアム&ギャラリーレビュー】 https://note.com/naomin_0506/m/m9c2b0f2e015b ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ふむふむ、へーそうなのかー!って思っていただけたら、下の方にある♥マークをポチっていただけるととても嬉しいです。noteアカウントがなくてもポチれたり、ツイート&シェアできます。

ほぼ日「生活のたのしみ展」を 仕事しながら たのしんできた!

大型連休、いかがお過ごしでしょうか。 今年は本当に、待ちに待ったお出かけ!旅行!!!と、存分に満喫してらっしゃる方が多いことと思います。 都内は、ここ3日間、初夏のようなお天気に恵まれて、絶好のお出かけ日和でした。 そんな中、わたしは、先週28日(金)から今日5月5日(金)まで、西新宿でお仕事をしておりました。 ほぼ日の「生活のたのしみ展」に、スタッフとして参加させていただいてたのです!!! 「生活のたのしみ展」とは? ほぼ日が開催する、年に一度のお買い物フェス✨ 衣食住

東京都現代美術館で開催中・MOTコレクション展 & TCAA受賞記念展

東京都現代美術館で、近現代の作品を紹介する「MOTコレクション展」と、10年以上の活動歴がある30~40代の現代作家を対象とした公募展「TCAA受賞記念展」を観てきました。 難解だ、と敬遠されがちな現代アートですが、どんなスタンスでわたしが鑑賞しているのか、についてもお話ししてみています。 現代アートの作品には、作家がどんなテーマで制作したか、という”事実”はありますが、鑑賞者が何を思うか・感じるか、は千差万別が当たり前であり、正解もありません。 ”正しい・正しくない”とジャッジするような視点からはちょっと離れ、作品と向き合った自分が、一体何を思うのか、を観察してみてください。 MOTコレクション展 被膜虚実/Breathing めぐる呼吸 https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/mot-collection-230318/ さばかれえぬ私へ Tokyo Contemporary Art Award 2021-2023 受賞記念展 https://www.tokyocontemporaryartaward.jp/exhibition/exhibition_2021_2023.html \Podcastでも聴けるようになりました✨/ https://apple.co/3iiZWNP stand.fm でも配信中🎧アプリ利用だと倍速再生が可能です https://stand.fm/episodes/6447176886f1c942d8f396c9 これまでの【聴くミュージアム&ギャラリーレビュー】 https://note.com/naomin_0506/m/m9c2b0f2e015b ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ふむふむ、へーそうなのかー!って思っていただけたら、下の方にある♥マークをポチっていただけるととても嬉しいです。noteアカウントがなくてもポチれたり、ツイート&シェアできます。

社会人芸大生が勉強の合間に買って読んだアート関連書籍・2023.1~3月編

皆さま、本、読んでますか? ついに4年目をむかえたこのシリーズ。2023年もなんとか四半期ごとに更新していきたい所存です。 が!おかげさまで、書き手がてんてこまいになっております。 本当にもう、とにかく健康第一。日々 目の前のことを頑張ります。 気づけばもうかれこれ半年くらい、いろんな記憶がおぼろげですよ。 年明けにプラスオンされた確定申告は、春の訪れとともに大学への復学にスイッチし、2月3月と京都に滞在して取材してまわり、企画展やら卒展やらトークイベントやら、これでもか

新年度 新たに大学や大学院で学び始めた皆さまへ

新年度 最初の音声配信は、2019年に編入した通信制大学での学びにまつわるお話です。 2年学び、2年休学してむかえた2023年度、卒業を目指して復学しました。 ということで、在籍してきたこれまでの4年を振り返りや近況をお話ししました。 また、新たに入学・編入された全て社会人大学生(大学院生も?)へ、まずはこれだけ!とにもかくにもこれは忘れずに!という、"基本のき"のお話もしています。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 在学生がお伝えしたい 社会人が通信制の芸大で学ぶ ほんとのところ https://note.com/naomin_0506/n/nd381e5ab7f12 社会人芸大生4年目を終えて https://note.com/naomin_0506/n/n81876ff22ed3 編入3年目で読む『アートとしての論述入門』 https://note.com/naomin_0506/n/n43c6e1f2dde0 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ \Podcastでも聴けるようになりました✨/ https://apple.co/3iiZWNP stand.fm でも配信中🎧アプリ利用だと倍速再生が可能です https://stand.fm/episodes/642c28d094fd5735f434bac1 これまでの【聴くミュージアム&ギャラリーレビュー】 https://note.com/naomin_0506/m/m9c2b0f2e015b ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ふむふむ、へーそうなのかー!って思っていただけたら、下の方にある♥マークをポチっていただけるととても嬉しいです。noteアカウントがなくてもポチれたり、ツイート&シェアできます。

社会人芸大生4年目を終えて

あっという間に年度末ですね・・・!!! 2019年に編入した 京都芸術大学 通信教育部 芸術学科 アートライティング(AW)コースでの学びも ついに4年目を終えようとしています。 2022年度も思うところがあり、2021年度に続いて ”締切が1年後に設定された膨大な自習時間” という名の休学をしました。 ということで今回は、休学2年目のわたしが、この1年一体何をしていたのか、を振り返ります。 ちなみに1年目の振り返りはこちら (公開からだいぶ経つ今も、多くの方に読んで

京都で開催された美術作家のアトリエツアーに 都内から参加した話

前回の記事でご紹介の通り、3泊4日の日程で、お仕事と取材をかね、奈良と京都へ出かけてきました。 念願の!ARTISTS' FAIR KYOTOに伺ってきたのですー!!! え、それなに?って方、こちらの記事をお目通しいただけると嬉しいです。 サテライト会場での展示やイベントなど、2日半にわたってあれこれ本当に楽しかったです。もうすでに、来年も現地へ行きたい、と思っています。 ということで今日は、同時開催されていたイベントの一つ、「OPEN ARTIST'S STUDIO

京都で品川亮さんの襖絵を和ろうそくの光で見つめて感動した話

まだ電気がなかった時代、日本人は和ろうそくをともして夜を過ごしていました。 そんな和ろうそくの光の中で、画家 品川亮さんが京都のお寺・松林院さんへ奉納した《蓮池図襖》を鑑賞する会に、先日、参加してきました。 ものすごーく貴重で、一生忘れられない体験だったので、そのお話をご紹介させてください。 画家 品川亮さんのホームページはこちら https://www.shinagawa-ryo.com/ そして僭越ながら わたしが取材・執筆を担当した、品川亮さんのインタビューはこちらです https://www.beyondmag.jp/posts/586 ちなみに、和ろうそくとは、室町時代に生まれたもので、櫨(はぜ)の実から搾り取った木蝋(もくろう)を加熱して熔かした液体を、灯心の周りに手でかけて乾燥させる工程を繰り返してかたち作られます。 いま現在、和ろうそくを使う機会というと、例えば『夜咄(よばなし)』という、冬ならではの茶道の催しなどが浮かぶのですが、正直、少し珍しい存在かもしれません・・・ ただ、最近、HAZE(ヘイズ)さんという、とっても素敵な和ろうそくブランドがあるんですよ。こちらもぜひ。 https://www.instagram.com/haze.jp/ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 都内から ARTISTS' FAIR KYOTO 2023 を観に行ってきた話 https://note.com/naomin_0506/n/n7cea5ff25b6f ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ \Podcastでも聴けるようになりました✨/ https://apple.co/3iiZWNP stand.fm でも配信中🎧アプリ利用だと倍速再生が可能です https://stand.fm/episodes/6409d7ca957ab9279f43b414 これまでの【聴くミュージアム&ギャラリーレビュー】 https://note.com/naomin_0506/m/m9c2b0f2e015b ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ふむふむ、へーそうなのかー!って思っていただけたら、下の方にある♥マークをポチっていただけるととても嬉しいです。noteアカウントがなくてもポチれたり、ツイート&シェアできます。

都内から ARTISTS' FAIR KYOTO 2023 を観に行ってきた話

3泊4日の日程で、お仕事と取材をかね、奈良と京都へ出かけてきました。 念願の!ARTISTS' FAIR KYOTOに伺ってきたのですー!!! サテライト会場での展示やイベントなど、2日半にわたってあれこれ本当に楽しかったです。もうすでに、来年も現地へ行きたい、と思っています。 ということで今日は、メイン会場3箇所の展示をご紹介します。 サテライト会場での展示や、参加したイベントについてはまた別の記事でご紹介するので、お楽しみに。 ちなみに・・奈良を訪れたのは、202

文化芸術を愛でた親子3人が紡ぐコレクション展:泉屋博古館東京(これぽーと)

明治時代、30代半ばだった彼は、仕事の視察を兼ねて訪れたパリで、現地の日本人美術商を介して絵画を手に入れる。何気ない農村や街中の公園の風景は、作家が20~30代の頃に描いたもの。 作家の名前はクロード・モネ。購入したのは住友家15代当主 住友友純(春翠)。泉屋博古館東京の住友洋画コレクションのはじまりである。 2年以上に及ぶ改修工事を経て、2022年春、リニューアルオープンした泉屋博古館東京。秋まで行われるコレクション展の2期目は、彼によって始まった洋画コレクションが主役だ