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猫と暮らす家①

ところどころ少しずつ傷んできている
家の中の壁を見ていて
建ててもう10年だものな、と思った。

昔は、住む場所、というものは
拘るとすれば「その時」の状況に合わせて
「便利」で「効率のいい場所」であれば
いい、と思っていたので
今までは自分の通勤、
子どもの通学に便利な場所をメインに
賃貸物件(猫のためにペット可)の
住み替えをしてきた。
住み替えはまるで苦にならない。

10年前はマンション住まいで
一緒に住む猫が8ニャン。
その頃はなぜかたくさんの
猫さんとご縁があり
次々にウチの子になって頂き、
毎日、猫だらけ(笑)
(猫8匹目を健診のため病院へ
連れて行ったときに
獣医さんに
「もうこれ以上の保護は・・」と
やんわり諭されるくらい
期間をあけずご縁が続いた)

保護しては病院で健診
これは3男坊 ヘチマ君

決して広くない住宅に
猫のトイレを何個も設置し
あっちへやったりこっちへやったり。
キャットタワーを何台も置いて
あっちへやったりこっちへやったり。
ご飯のお皿も、お水のお皿もあちこちに。

「家を建てたい」急に思った。
「猫がのびのびゆっくり、
幸せに過ごせる家を建てたい」
いや、当時、特に不幸では
なかったんだけど。

この時わたしは45歳。
配偶者(今は卒婚済み)も45歳。
娘は高校2年生。
もう、まるで手もかからない。

住宅ローン・・なんとかなるやろ。
ありがたいことに
何も使ってない土地もある・・・が
確か市街化調整区域。
ん~・・ま、なんとかなるやろ。
急いでるわけでもないし、
そこに家を建てたれ。

私は
何もない空き地の真ん中にて
腰に手を当て仁王立ちになって
猫と共に人間も
幸せに過ごせる家を建ててやる!
と、心に誓ったのである。
たいがい大きな買い物だが
ピン!と来たらすぐにGO!なのが、私。

何もない土地
もう契約後の写真しか残ってなかったので
枠が張ってあるね・・(笑)

家を建てるにあたり、
当然自分では何もできないので
まず住宅メーカーの探検に
行かなくてはなるまい、と
考え、いわゆる「一流メーカー」を
回ることにした。

その前に!!!
先日、予定地に仁王立ちになって
誓ってから
私はイメトレをし、
すぐさま方眼紙を手に入れ
何枚も何枚も「間取り」を
鉛筆で書き倒していた。
それを持って行き、メーカーさんに
人間と猫が楽しく暮らせる家、を
熱く語るつもりなのだ。
絶対に理解してもらわねばならない。
猫の可愛さを理解できないメーカーは
こちらからお断りだ!!

ハンバーガー食べながら土地を見てる娘
当時高校生の娘

つづく!!!





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