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年齢なんて関係ないと言いながら、一番気にしていたのは私だった。50代会社員が、20代、30代と共に学んだ4ヶ月

年齢なんて関係ない。キッパリ言いたいけど、やっぱり気になってしまう。

5月25日、マーブルスクールを卒業した。

いしかわゆきさん( @milkprincess17 )がきっかけでマーブルスクールを知り、ここで学んでみたいと思った。しかし、なかなか申し込めなかったのは、年齢を気にしたからだった。

どうにか勢いで飛び込んだものの、同期生たちの自己紹介を読んでいる時点で、「アウェイな場所に来てしまったのではないだろうか」と早くも後悔し始めていた。

同期生のみなさんは、本業や副業で書く仕事を経験されている方がほとんど。しかも20〜30代。講師やメンターも含め、全員が自分の年齢よりはるかに下なのはわかった上で申し込んだのだけど、実際にその場に身を置いてみると落ち着かない。私だけ浮いているのではないか、不安が頭から離れなかった。

いざスクールが本格始動すると、年齢差なんて感じている場合ではなかった。毎回内容が濃くて、講座内だけでは吸収しきれない。アーカイブを見て復習しながら課題に取り組む日々。

会社員の私が勉強に使える時間は、平日夜と週末だけ。子どものことで予定していた時間が取れなくなったり、疲れてパソコンに向かう気力もなく布団に倒れ込んでしまったり。思うように課題を進められなくて、「あぁ、なんでこんな大変なことを始めちゃったんだろう…」と嘆いた日もあった。

それでも、これだけ本気で学べる環境を選んでよかったと、今ならはっきり言える。インタビュー、編集、広報のいずれも経験したことがない私が、実際の仕事を想定した課題に取り組めるなんて!普段の仕事とは全然違う頭を使うことが大変でもあり、面白くもあり、とにかく夢中だった。

講座を始める前の目標だった「すべての講座にリアル出席、課題をすべて提出すること」は無事に達成!これは夫と息子の協力があってこそ。講座前には毎回、「ママ、がんばってね!」とエールを送ってくれた息子。そして、私が勉強に集中できるように、週末には息子を連れて出かけてくれた夫。本当に感謝しかない(泣)

結局、気にしていた年齢差についてはどうだったのか?

書くことに真剣に向き合っているのは、みんな同じ。年齢は関係なかった。少なくとも、講座や課題に取り組んでいて、年齢差をマイナスに感じることはなかった。むしろ、人生経験すべてが糧になるのがライターの仕事。50代だから書ける記事、提案できる企画もある。スクールに入る前より、年齢をプラスにとらえられるようになった。

一方で、体力や気力面では年齢を感じずにはいられなかったのも事実。仕事や子育てをしながら自主企画に取り組んだり、コミュニティの活動に積極的に参加したりしている同期生を横目に、私は講座と課題だけで精一杯だった。

「SNSの発信ができていない、講座の感想noteも書けていない」と、自分ができていないことばかりが目につき、気持ちがどんどん沈んでいく。メンターさんにSOSを出して助けてもらったことも。「最低限これだけはやる」と決めたことに集中するようにしたら、気持ちを立て直せた。

年齢による体力や気力の衰えはどうしたって免れない。時間的な制約もある。長く続けていくためには、自分のキャパシティを素直に認めて、取捨選択すること、ときには人に頼ることも必要だなと感じている。

卒業した今思うのは、「年齢なんて関係ない」「いくつになっても挑戦」なんて言いながら、一番年齢を気にしていたのは私だったということ。どこか引け目を感じて、自分から積極的に関わりにいけなかった。

本音を言えば、歳が離れた仲間がいるって単純にうれしい。のほほんと行き当たりばったりで生きてきた私とは違って、みんなキャリアについてすごく考えていて、動き続けている。その上、趣味も全力で楽しんでいる。みんな輝いていて、まぶしい。

でも、70代、80代の人からすると、私もまだまだ若くてまぶしい存在なのかな。そう考えると、やっぱり年齢なんて気にしてる場合じゃない!50代から、未来を自由に思い描いたっていいのだ。マーブルでの学びと出会いを大切に、切磋琢磨しながら進んでいきたい。

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