浦幌町「uralaa park urahoro」
北海道十勝総合振興局です。
令和4年11月、鈴木知事は十勝管内浦幌町にある「uralaa park urahoro」を訪問しました。
「uralaa park urahoro」は、VR空間で森の中に居るような没入体験ができる「uralaa」を常設施設として浦幌町に設置しているものです。
今回はフォレストデジタル株式会社が提供するこの「uralaa」についてご紹介します。
子供たちの想いを育む町
浦幌町は帯広市の最東端、ちょうど帯広市と釧路市の中間地点に位置する人口約4,300人の町。
子供たちの地元への想いを育むプロジェクト「うらほろスタイル」により、大人になった若者が愛着ある地元へ戻ってくることで20代の人口が増えてきているなど、未来へ繋がる取り組みが若者を呼び込んでいる町です。
フォレストデジタル設立者兼現CEOである辻木勇二さんは、そんな、地元愛にあふれる町で行われた地方創生のボランティア・ワークショップに参加し、町の人々の話を聞いたことで「ここで事業を始めよう。」と思い立ちました。
浦幌町と北海道の大自然をデジタルで
辻木CEOはフォレストデジタル株式会社を設立し、浦幌町や北海道の雄大な自然を室内に居ながら体験できる「uralaa」という技術を開発しました。
「uralaa」は大型のマルチスクリーンによる映像やサラウンド音響システム、自然のアロマなどを用いて森の中にいるような没入感を生み出し、その空間にいるだけで、誰もが旅するような体験ができるものとなっています。
癒やしとともに交流人口の増大へ
uralaa park urahoroを体験した方からは「リラックスしすぎて寝てしまった。」等の声が上がっているほか、アンケート調査によるとuralaaを体験した93%の方が「映像の場所に実際に行ってみたくなった。」と回答しており、遠方から地方へ人を呼び込む効果も期待されています。
今やuralaaは浦幌町の森林はもちろんのこと、浦幌町のマラソン道、十勝の牧場、屋久島の滝、父島の海岸等、十勝管内の自然風景だけでなく、道外の自然風景も楽しむことができるものとなっており、人の移動を促す立役者となっています。
北海道の大自然を全国へ
辻木CEO「浦幌町や北海道の豊かな自然を多くの人々に届け、心の健康や地方創生を進めていきたい。」
そんな思いから、uralaaは東京都の羽田空港内、岐阜県土佐市の商業施設内など、全国様々な箇所に展開しており、今後は、海外への展開も計画しているそうです。
uralaaは今日も、日本全国へ北海道の大自然と癒やしを届けています。
北海道では、鈴木知事が地域の創意工夫ある取組を直接お聞きし、道の施策に反映するとともに、広く発信していく「なおみちカフェ」を実施しています。
今回ご紹介した浦幌町でのなおみちカフェの様子は、以下のリンクからご覧いただけます。
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