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森を育て、人を育てる「北森カレッジ」(旭川市)

 北海道上川総合振興局です。
 令和6年1月に鈴木知事は、旭川市の「北の森づくり専門学院」を訪問しました。
 今回は、「北の森づくり専門学院」についてご紹介します。


林業のスペシャリストを育てる専門学校

 鈴木知事が訪問した「北の森づくり専門学院」は、林業・木材産業の即戦力となり、将来的に企業等の中核を担う地域に根差した人材を育成するため、北海道が設立した専門学校です。

 チェーンソーや林業機械など最大15種類の資格等が取得できるほか、実習が授業の3分の2を占めており、基礎から応用まで段階的・体系的な教育プログラムを提供しています。

 通称「北森カレッジ」とも呼ばれており、約80名の学生が林業のスペシャリストを目指し日々学んでいます。 

シミュレーター

木香る校舎

 令和2年4月の開校当初は、隣接する林産試験場に教室を設置し学んでいましたが、令和3年2月に新校舎が完成しました。

 カラマツやトドマツなど道産木材をふんだんに使用するとともに、CLTやコアドライなどの先進的な部材を適材適所に活用した木の美しさや強さを感じられる空間を基本コンセプトとし、木質バイオマスボイラーを導入するなど、森林資源の循環利用やエネルギーの地産地消を学べる校舎となっています。

木のぬくもりにあふれた校舎

 校舎正面のエントランスホールに入ると、木の香りが広がり、ハイサイドライトの光で天井のラチス調弦梁と木立のように並ぶ柱に光と影が映し出され、まるで森の中に佇んでいるかのようです。

 お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りいただき校舎の魅力をご体感ください。
 

※CLT(Cross-Laminated-Timber)
 挽き板又は小角材の繊維方向を互いにほぼ平行にして幅方向に並べ又は接着したものを、主としてその繊維方向を互いにほぼ直角にして積層接着し、3層以上の構造を持たせた木材


 北海道では、鈴木知事が地域の創意工夫ある取組を直接お聞きし、道の施策に反映するとともに、広く発信していく「なおみちカフェ」を実施しています。
 今回ご紹介した「北の森づくり専門学院」でのなおみちカフェの様子は、以下のリンクからご覧いただけます。

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